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漢字の成り立ちにまつわる怖い話・残酷話 

漢字の成り立ちにまつわる怖い話・残酷話
hato001.jpg
鳩の漢字の由来はキュキュッとなくことから


1 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 11:27:55 ID:q4OJSv4R0
『幸』…手かせをかたどった文字。死を免れて手かせで済んだから・・・。

『導』…生首を手(寸)で持って道を切り開くさま。

『道』…首を手にたずさえる形から生まれ、それは道なき荒れ地の祟(たた)りや災いを成す邪霊を祓(はら)い清めるために首を用いたことから・・・。

など,漢字の成り立ちにまつわる怖い・残酷な話をお願いします。


14 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 20:38:57 ID:3qsXVwL+0
>>『幸』…手かせをかたどった文字。死を免れて手かせで済んだから・・・。
「報」復とか「執」行とか「幸」がへんになったときの意味がイマイチなのは、
その名残。


16 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 22:51:02 ID:QKfk9AGs0
おおっ、良スレ発見。

>>1>>14 私の名前には「幸」の字が使われているので、ちょっとorzです。

「民」、「辛」、「白」、「方」も、おっかないですね。


18 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/08(水) 09:36:43 ID:Dloj4Dne0
>>16
「民」は、両目をつかれ見えなくなってしまった奴隷の様ですよね。
 昔、戦争に負け奴隷となってつかえた人々が逃げられないように両目をつかれていたことが起源って・・・コワッ
 つまり多くの民衆がこういう状態で王に仕えていたことから・・・ともありましたが、
こんな目にあいたくないなぁ・・・。


3 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 11:45:02 ID:q4OJSv4R0
『童』・・・もと、目を刃物で突きぬいて見えなくした男のどれい。
また、男の罪人をどれいとしたもの。


5 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 11:57:22 ID:q4OJSv4R0
『県』…逆さの生首から髪の毛が垂れ下がっている様子。
『縣』…その生首が見せしめの為、系(糸)で木の枝に括(くく)りつけられ、ぶら下がっている様子。
(そこから転じて「かける、つりさげる」の意味として使用され、人の心に当てはめられ「気に懸ける」の「懸」と変化した。)


12 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 19:54:08 ID:3qsXVwL+0
「久」葬式のとき、死体に後ろからつっかえ棒をして立たせた形
「卒」葬式のとき、死体に着せる経帷子を襟元を締めて魂が抜け出ないようにした形

白川静 より


37 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/10(金) 12:31:58 ID:H9IYeacA0
>>12 だから、柩という字に久って字が入ってるのか!


13 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 20:24:37 ID:3qsXVwL+0
「正」 「一」は□で城郭で囲まれた邑。「止」は足跡の形で行くという意味。
城邑に向かって人が進む形→攻める、征服するの意味となった。

被征服民から税金を取ることを「征」といい、
「政」のつくりの部分は、鞭を持ってたっている人の姿で、
被征服民を鞭でしばき上げて税金を搾り取ることを「政」。


15 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/07(火) 20:50:32 ID:3qsXVwL+0
「服」は、つくりは、ひざまついている人を後ろから手で押さえている姿で、
屈服させること。
用例として、屈服、服役、服従、敬服、降服(降伏)

「伏」地中の魔を払うため、墓室の棺の下にイケニエの人と犬を埋めること。

あかんなあ・・・こんな話になったらいくらでも出てくるw




23 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/08(水) 19:49:23 ID:Po6NYC/g0
方:横に渡した木に死者を吊るした形。
これを境界に呪禁としておいたので、外方→遠く離れた国の意味となった。
「方」位・「方角」・「方」向のように「かた」、
「方」法のように「みち、てだて」の意味に用いる。

悪霊を追放するために「方」を打つことを「放」という。


24 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/08(水) 19:55:46 ID:Po6NYC/g0
辛:取っ手の付いている大きな針の形。刺青を入れることに使用する。

女の額に加えられると、「妾(はしため)」となり、神への生贄として捧げられた女となる。

「罪」は、自(鼻の形)に辛を加えて、刺青刑の意味から「つみ」となった。

刺青をするときの痛みを「辛」といい、「つらい、きびしい」の意味となり、
その意味を味覚に移して「からい」となった。


25 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/08(水) 19:58:54 ID:Po6NYC/g0
白:頭蓋骨の色

これらは去年亡くなられた、漢字学の泰斗・白川静立命館大学名誉教授の説で、
興味のある人は、アマゾンで検索してみたらいいと思うよ。


26 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 20:01:21 ID:Po6NYC/g0
ああ、それから、「罪」のどこが自+辛だと思うかもしれないけど、
古代はもっと複雑な字で、今はそれが簡略化した字が残ったんだ。


28 :1 :2007/08/08(水) 22:19:09 ID:J9JqXT020
>>23-26 私の留守の間にお答え頂き、ありがとうございます。
もちろん、白川先生の説には異説も多々ありますが。


32 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/08(水) 23:04:03 ID:yLg5YTNzO
『範』
犬を車でひき殺し、門出の意を表した。


39 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/11(土) 02:06:40 ID:3j96Msd00
暇つぶしに調べてたら、こんなんでてきた。

「数」、婦人や少女などの女達を、縄でじゅずつなぎにして、戦利品として連行するさまを表している。
数に女が含まれているのは、古代戦争のなごり


50 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/15(水) 07:39:52 ID:ZDsQDFowO
俺が見たのは名前に使ってはいけない漢字で、
正、雅、勝、幸、久、房・・

等色々あったんですが、由来が分からなかったんですが、誰か教えて頂けないですか?

ちなみにこれらの漢字が入ってる人は犯罪者等で良く出て来るんですよね。


57 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/15(水) 20:39:54 ID:7+kir3Ms0
>>50 よく出てくるって、そりゃ、人名に使われる漢字だから、よく出てくるでしょうな、
という意地悪はやめて、
「正」「幸」「久」は上に出てます。

「勝」・・・物を添えて豊作を祈り、よい結果を得ること
「房」・・・方に方形に区画されたもの→部屋、家


58 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/15(水) 20:44:25 ID:7+kir3Ms0
「雅」・・・烏の一種。烏は害鳥とされ、農作物を鳥の害から守るため、
殺した鳥の羽を田の上に渡した綱に吊るした。烏は死んだ烏の姿に書かれている。

「詩経」の舞楽のときに歌われる貴族社会の詩を「大雅・小雅」と言ったが、
「雅」は当て字で、古くは楽曲の名を「夏」といい、「夏」は舞楽する人の姿である。
しかし、「詩経」の伝承の上では、「雅」の字を借りて使用しており、
「大雅・小雅」の詩が貴族社会の典雅な姿を伝えるものであることから、
「みやびやか」の意味となった。
また、雅言(正しい言葉)のように「ただしい」の意味にも用いる。



59 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/15(水) 20:52:16 ID:7+kir3Ms0
「香」・・・黍(キビ)と日(えつ)を組み合わせた形
黍はキビ、日は神への祈りの文である祝詞を入れた器に祝詞が入っている形。

古い書物の「書経」に黍稷(もちきびと、うるちきび)などの芳しい香りは
神の心を動かすとあり、黍をすすめ、祝詞を奏して神に祈ることを「香」。


63 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/15(水) 21:47:11 ID:7+kir3Ms0
>>59の「日(えつ)」は「ニチ」や「び」の「日」じゃないですよ。
「えつ」にあたる漢字が変換できなかったので、「日」を使っただけ。

「日」は太陽の形で、太陽は丸い形で表すが、中がからっぽの丸い輪でなく、
中身があることを示すために、中に小さな点を加える。


69 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/18(土) 09:59:52 ID:yKyWl0TpO
美って良くないみたいですけど、由来分かります?


70 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/18(土) 10:25:14 ID:PQ4n1d4N0
>>69
今、本がないので記憶モードで書くけど、
「美」は、上が「羊」で下が「大」、つまり「大きい羊」

殷王朝時代、大きくて立派な羊を生贄に捧げていたことから来た漢字だったと思う。


74 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/18(土) 12:26:13 ID:PQ4n1d4N0
>>72
生贄、と聞くと悪い意味になるかもしれないが、
そもそも、「生贄」というのは、とても重要なこと。
神への捧げ物となるわけだから、立派なものでないと許されない。

だから、南米のマヤ文明なんかは、神の生贄になると言うことは、
大変名誉なことであったはず。

だから、「美」だって、大きくて立派で、神に捧げるだけの値打ちのある羊、
って意味なんだから、別に悪いとは思わないが。


145 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/20(月) 23:19:17 ID:KCfFMZ2xO


背中に油をかけられ燃えているようす。

こぇ~


147 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/21(火) 16:53:12 ID:og/idcYrO

最初は文字通り女の子の意味。
女の子は可愛い→可愛いので好きになる→好きという意味に。

最初は音楽・楽器の意味。
音楽や楽器を聞くと楽しくなるからだそう。

>>145
IQサプリでは「火の下で人がひざまづく様子」だったな…。


149 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/21(火) 23:30:16 ID:uHTnbSgH0
じゃあ、あの、甲骨文字を作った(というか、作らせたと言うか)
商王朝の高宗武丁の皇后婦好は、「女」という言葉を重ねただけの名前かw

「婦」というのは、女が箒をもっている姿で、
これは家事をしている姿ではなく、
先祖の霊廟を掃き清めるための道具を持っている女、ということで、
その一族の祭祀を司る女、という意味で、一家の女あるじを指す漢字。


150 : 本当にあった怖い名無し:2007/08/21(火) 23:34:15 ID:uHTnbSgH0
ついでに、この婦好は実際の人物で、1975年殷墟で大規模な墓が発見され、
その墓主は、銘文により婦好で廟号を妣辛という女性で、商王の武丁の妃で、
しかも一万三千の兵士を統率して四方を征伐した武人であることが解明された。

彼女の軍事権力を象徴するものとして2件の銅鉞も出土しており、
いずれも「婦好」の銘を持ち1件は重さ9kgもあるものでした。
彼女はまた商王の命により祭祀を主宰していることも書かれていた。

まあ、古代の女性は本名を公表しないから、
婦好って名は、王家の祭祀権を持っている女性、っていう意味なんだろう。


151 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/21(火) 23:36:51 ID:uHTnbSgH0
もうひとつオマケ

殷というのは、孕み女を表す漢字で、殷を滅ぼした周が殷を貶めるために
あてた漢字で、本来は「商」だそうだ。


152 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/21(火) 23:43:56 ID:uHTnbSgH0
ああ、それから、婦好は、好族の出身だったんで、婦好(好族の女性)
と呼ばれた、ということになっている。


153 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/22(水) 09:19:32 ID:vOaUXCED0
すごい鬱スレじゃないか、ここ

72 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/18(土) 11:32:03 ID:yKyWl0TpO
あと直も良くないみたいですが、どうなんですかね?
漢和辞典とか持ってなくて。


144 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/20(月) 22:12:25 ID:F3yIQPV/O
由って字、どういう成り立ちでできたのでしょうか?何か悪い意味とかありますか?

155 : 本当にあった怖い名無し :2007/08/25(土) 01:24:25 ID:etnbgvty0
白川静「常用字解」より

>>72 直:省とL(いん)を組み合わせた形
省:目の呪力を強めるため眉に飾りをつけて、地方を巡察して不正を取り締まること
L(いん):塀などを立てている形で隠れるの意味

「直」は、密かに調べて不正を正すという意味であろう。

>>144
由:瓢箪類の実が熟して溶けて、殻の中がからっぽになった状態
  油:瓢箪の実が熟して油のようになったもの
  軸:中が空っぽで回転するもの
  抽:熟して油状になったものを抜き取ること

>>145
光:古代において火は神聖なものであり、その日を掲げている姿、
   火を扱う聖職者、とあるなあ


167 : 本当にあった怖い名無し :2007/09/01(土) 05:47:17 ID:aNOFr6fBO
死 「夕」「ヒ」が沈むって意味かな?


168 : 本当にあった怖い名無し :2007/09/01(土) 13:34:06 ID:q8hXmnnW0
歹(骨片)と匕(化)で、生き物が骨に化けることが死。
[ 2009/10/04] 名前にまつわる話 | CM(7) | このエントリーを含むはてなブックマーク | はてなブックマーク - 漢字の成り立ちにまつわる怖い話・残酷話
嬲はないのー?
[ 2009/10/04 14:46 ] [ 編集 ]
残虐な意味の言葉を中華はよくもまぁこんなに……
[ 2009/10/04 15:18 ] [ 編集 ]
中華に限らず原始社会なんてそんなもんだ
[ 2009/10/04 15:57 ] [ 編集 ]
ためになる。こういうスレ大好き。でも怖い。
[ 2009/10/04 18:12 ] [ 編集 ]
白川静とやらの独自見解ばっかりじゃねえか
うのみにしてると恥かくぞ
[ 2009/10/05 08:42 ] [ 編集 ]
白川博士は「何でも神様にこじつける」って
学会でも批判的な人が一定数いたね。
白川博士が偉大な学者であることに変わりはないけど
学説ってのは一つじゃない、沢山ある仮説の中の
一つだってことを知らない人は困る。
[ 2009/10/05 13:34 ] [ 編集 ]
でも、古代中国が呪術の世界だったというのは説得力がある。
商からして、国家の事業として生贄を大量消費するのが当たり前だったのだから。
漢字は呪術のために始まったもの。儀式や信仰に絡めないのも逆におかしいと思う。

オカルトファンとしては断然白川先生支持ッス。
[ 2009/10/12 23:55 ] [ 編集 ]
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