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後味の悪い話 その22 

後味の悪い話 その22
2009100004.jpg


24 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/29 01:42:02 ID:HGmPdCCk
そのハムスターの好物はブロッコリーだった。
エサは固形のハムスターのエサと生の野菜をやっていたんだが、
ハムスターは、いつも、固形のえさを食べ終わってから野菜を食べていた。
けれど、ブロッコリーをやった日はまずブロッコリーから食べると言うくらい好きだった。

ここの所、青い野菜が高かったんでブロッコリーを買っていなかったのだが、
久しぶりになんとなくブロッコリーを買った。
買った直後には、ハムスターにもわけてやろうと思ったんだが、
夜にはすっかり忘れてて、エサ用に人参を切ってから思い出した。
まあ、今日は人参をやってブロッコリーは明日やればいいか。
そう思って、その日は人参をやった。ハムスターはいつものようにエサを食べていた。

次の日、エサ用にブロッコリーを用意して、ハムスターの所いいくと、
ハムスターは家の中で寝ていた。
いつもは、だいたいこのくらいの時間には起きているし、
エサの袋をガサガサ鳴らすと起きてくるのに、その日はちっとも起きてこない。
ハッと思ってそっとハムスターの家の蓋をあけてみた。

ハムスターは眠っている…ように見えた。冷たくて固くなっている事以外は。
昨日、一ヶ月ちょっとぶりに、なんとなく買ったブロッコリー。
どうして昨日のうちにあげなかったのだろうと後悔した。


27 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/29 02:50:55 ID:rg0qgdBU
うちのハムがその夏最初の茹でトウモロコシを食べた次の日に死んじゃったの思い出した。
野菜で1番好きな茹でトウモロコシを貰って、
輪切りのトウモロコシの前にでーんとお尻すえて必死で食べてたのが最後の光景。
最後に1番好きなもの食べさせてやれて良かったと思う反面、
まさか喜びのあまり食いすぎて死んだんじゃ・・・と不安にも思ったり。


53 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/30 09:08:13 ID:MDO646Vo
私の友人は20年前に神戸から東京に引っ越してきた人です。
その人から聞いた話しなんだけど、
阪神大震災からしばらくして、その人の神戸時代の友達が家にやってきて、
クローゼットから服だのジーパンだのをごっそり持っていったそうです。
「なにすんだよー」(^^;)と言ったら、
「私たちがどれだけ苦労してると思ってるんだー!!」と逆ギレされたそうです。
その話をしてくれたとき、友人は
「まぁ衣服だけで、現金とかじゃなかったからね」と苦笑いしてましたんで、
私があれこれ言うことは無いんですけどね。

238 名前:238 投稿日:04/12/08 15:50:41 ID:6YsqzMzZ
5年くらい前の話。
帰宅途中の新宿駅西口(小田急入り口?)で車椅子から転げ落ちた老婆がいた。
思わず駆け寄って「大丈夫ですか?」と声を掛けると
「見て分からないの!? これが大丈夫に見える!? そう思うならさっさと助け起こしなさい」
といきなり命令口調で抱かかえ方まで指示されて荷物を一杯付けた車椅子に座らせるように言った。
言われるがままズボンのベルトを持って車椅子に座らせると今度は
「『大丈夫ですか』なんて言葉を掛ける前にやる事があるでしょ!? 
まず手を出さないことには福祉やボランティアなんて語る資格無いのよ!!」と説教が始まった。

いえ、私以前病院勤めてましたがボランティアなんてやった事無いんですが。
今も絡まれて仕方無くあんたを車椅子に戻しただけなんですが。
しかもあんた、歩けますね? 本当に歩けない人の足腰じゃないことは経験から分かるんですが。
浮浪者風の格好ながら匂いも全くしないし薄化粧までしている。


239 名前:238 投稿日:04/12/08 15:51:16 ID:6YsqzMzZ
説教を黙って聴く私。周りには黒山の人だかり。
当時の職場はDQNと基地外だらけでこの程度の罵倒なぞ日常茶飯事だったので
私は何とも無かったのだけど、近くにいたおばさん二人組が気を利かせたらしく
「変なのに絡まれちゃって大変ねぇ。一体何があったの?」と話掛けて来た。
その時、私はこのおばさん達のことを「何だかんだ言ってこのお祭りの成り行き知りたいだけじゃん」
と感じた。何故か老婆よりおばさん達の方が下衆な気がして、老婆の罵倒が続く中、
「いや、私はこの人の話を聞いているだけですから!」と結構きつめに言ってしまった。
散り行く人々、逃げるようにその場を去るおばさん二人組。
そして態度豹変の老婆。いきなり笑顔になり私の手を握り、ジュースを2本くれた。

以下老婆の話の要約
自分のような浮浪者で身障者はいつも社会から苛められている。
今日も駅から外に出ようとしたら警備員の人に目の前でドアを閉められ、転んでしまった。
警備員はニヤニヤしているだけで周りの人も助けてくれようとしない。
そこに私が登場。罵倒したことは悪かった。さっきのおばさん達のような人種が一番嫌い。
自分は普段池袋や新宿でボランティアの関する啓蒙活動をしている。
ニュースステーションや雑誌にも取り上げられた。(雑誌のコピーを持っていた)
支援してくれる仲間も一杯いる。何らかの裁判(人権問題?)に関わっている。


240 名前:238 投稿日:04/12/08 15:51:52 ID:6YsqzMzZ
その日はお互い笑顔で別れた。ジュースはドンキで買ったと思われる新品で変なところは無かった。
彼氏にこの話をしたところジュースは捨てた方がいいと言われたが私は飲んでしまった。
数日後、新宿で数人の若者に囲まれてピアニカを演奏する老婆を見た。

それから半年くらいして彼氏からその老婆らしき人が死んだというニュースを聞いた。
池袋の交差点で車椅子から落ちて身動き出来なくなっていたところを車に轢かれたらしい。

あの老婆は本当に足が不自由だったのか?
本当に浮浪者だったのか?
健常者が社会的弱者の振りをしてボランティア精神の重要性を訴えていたのか?
ちょっとした歩み寄りをした人をボランティアにいきなり引きずり込むやり方は正しいのか?

今回も私のような「誰か」を釣る為に仕組んで失敗したのではないのか?

この話の成り行き全てが私にとって後味が悪い。
ボランティアとか善行とか偽善とかに思うところ多い分、余計に。


241 本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/08 16:00:15 ID:8IH5xvFa
>車椅子から落ちて身動き出来なくなっていたところを車に轢かれたらしい。

身障者のフリをしてるだけだったら、轢かれなかったのでは。
釣りに命を賭けるとは思えないし。


242 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/12/08 16:47:24 ID:G70+xre1
>>241
いやあ、その婆だったらやりかねんかも…
とも思えちゃってすっきりしないな。


いい感じに謎が残りすぎるナイス後味悪話だ!


243 本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/08 17:06:46 ID:qm5+vnVm
>>240
もしかして、声がハスキーで小柄な人じゃなかった?
それならかなり前にテレビで見た人かも・・新宿だったし。
足が悪いのは本当だけど、物言いがキツくて
他の浮浪者と折り合いが悪く、ボコされた結果。

最期は交通事故というより、倒れた車椅子から離れ、
自分から車道に這って行き、自殺に近い形で亡くなったそうです。

確かに後味の悪いドキュメンタリーでしたよ・・


244 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/08 17:07:15 ID:LuZ9kYmB
うわ。きっつ・・・。

障害者でなくても、車が気付かなくて轢いてしまうような
間合いだったわけだよね。
本当にどこか器具にでも引っ掛けて、
車椅子から落ちて逃げれるような余裕が無かったのかも知れない。

様々なホームレスや、人権関係ボランティアの街頭勧誘に遭った事がある身としては、
素直に後味悪い。


249 名前:238 投稿日:04/12/08 17:44:46 ID:6YsqzMzZ
>>243
情報ありがとうございました。結構有名人だったんですね。
その人が亡くなった話は彼氏に聞いた話だったのではっきりしない所も多く
「釣りだったのではないか?」と思っていましたが・・・ そんな最期だったのですね。
私的にはすっきりとその人のご冥福をお祈り出来るようになりました。
(今までは何か釈然としなくて「こういう話があった」としか認識出来なかった)

「老婆」と表記したのは50歳代と思えなかったからです。
60歳過ぎくらいの容姿、声だと思いました。
本当は足が悪くないんじゃないかと思ったのは、車椅子に移動する際に
自分で足や腰を動かせたからです。
介助経験のある方なら棒のように全く動かない足腰の人とそうでない人の違いが分かると思います。
歩行が(全くではないでしょうが)困難だったのは事実だったんですか・・・ 
ただ、身綺麗にしていたのは支援者のお陰? 
まだ腑に落ちない部分も沢山ある。
そして、私自身のあの場の対応は正しかったのかも分からない。
正解なんて無いだろうし、あってもご本人はお亡くなりになってるし・・・


518 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/29 17:39:00 ID:FrJpUI0i
地名は伏せるけど、とある田舎町の名産品の話。

名産品とはいえ、作るのに手間がかかるので高価だった。
ところが、品質が今までとほとんど変わらないのに格安で売る店が現れた。
格安なので他の店を圧迫し、その店ともう一軒ぐらいにまで店の数が減ってしまった。

そんなある日、格安の店が実は障害者を劣悪な条件でこき使っている事が判明した。
判明したきっかけは集団食中毒で保健所の調査が入ったから。
労働基準法も守らず、しかも昼食は残飯同然の他所の食堂から引き取った残り物。
おまけに保護者には「働くところがないかたわを俺が引き取ってやってるんだから文句を言うな」
と言いくるめて、給料もほとんど払っていなかった。

そんな状況だから当然店は潰れてしまった。

現在、格安の店の煽りを受けて潰れた店は戻らず、名産品は残ったもう一軒の店が細々と作っているのみ。
地域の名産品がなくなっていくいきさつはいろいろあるけど、ここまでひどいのはそんなにないと思う。


521 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/12/29 21:37:47 ID:OBRqBvxq
>>518
なんか前近代的な話だ・・・言葉は悪いけど、人の弱みにつけこんでうまくやってたって感じだね。


556 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/04 00:25:26 ID:lW/qhBju
とある片田舎の大学の話
猫がいっぱいいるのだが、学生達が「カワイイ~」といっては餌をやる。
慣れて学食にまで上がりこんでくる始末。
学校側は「猫が増えて困ります。餌を与えないように」と学生に通達。
すると学生から「学校は残酷だ」「かわいそう」と、ブーイングの嵐。無視して餌をあたえ続けた。
猫は学生がいっぱいいた状況で、豊富な食料を背景に繁殖していった。

長い夏休みと春休みが終わると・・・・学内のあちこちに猫の死体が横たわる
「学校を出てもこんな場所じゃ、餌場はないし・・・おまけに血が濃すぎて奇形も出てる。
あまりに不憫なんで学生が実家に帰っちまった後は俺たちが餌を用意してやったが、とても学校中はカバーしきれない。
いっそ、俺たちも餌をやらずに全滅させた方が良かったかもしれないね」とは
その大学に勤務していたベテラン警備員のお話


565 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/04 18:15:51 ID:3G3fVPOY
>>556
後味わりぃ…。
その猫たちの死体を積み上げ、その前に学生集めて
「お前達が餌を与え続けたせいでこうなった。どうする?」と説教したい。


631 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:05/01/07 16:52:53 ID:Xk1BFrwc
自分が小学生の頃、父の単身赴任中、
母が病気で入院したことがあって、叔父の家に1ヶ月ほど預けられた。
その家には、「おじちゃん」という人がよくやってきた。
「おじちゃん」は、近所で一人暮らしをしている老人(60代ぐらい)で、
酒やビールと惣菜を数品持参して、叔父と一緒に晩酌をしていた。

その日、「おじちゃん」は酔いつぶれて寝てしまった。
自分が起こそうとすると、ものすごく嬉しそうな顔をして寝ている。
起こすのを躊躇っていると、「おじちゃん」はぱっと目を開いた。
そして自分の顔を見ると、「お?おー・・・、ボクか・・・。」と深いため息をついた。

「おじちゃんなー、今、すごーくいい夢みてたよ。
おじちゃんが生きてた中で一番幸せな時間だったなー。」と
まだ酔いが覚めていない赤い顔をほころばせながら言った。
どんな夢か聞いてみると、
「ボクには言ってもわからないだろうなー。もうちょっと大きくなったら教えてやるよ。」
と言った顔は本当に幸せそうだった。そして千鳥足で家に帰っていった。

その数日後、叔父が「おじちゃん」の家を訪ねると、ひとりで冷たくなっていた。
葬儀には近所の人以外、親戚などは誰も来なかったらしい。
「おじちゃん」は60数年の人生よりも、
10数分のうたたねでみた夢の方が幸せだったのかと思うと切ない。

つまらん話ですまん。


670 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/01/09 01:16:07 ID:jrTuBE09
友達のお姉ちゃんなんだけれども夜道でヘンな人におっかけられて
走って逃げた先に車が通りかかって
「助けてください!」っていったらとまったんだけれども
車の中にいたのはDQN色の強い若者達で
「お、かわいーじゃん」
「どーしたの、逆ナン?」
「積極的だねーブラ見えてるよ」(最初のヘンなのに服少しちぎられていた)
「乗ってのって!」
などとはやしたてられて
またまた走って逃げるハメに・・・。
そのうえ自力で交番たどりついたらおまわりはいなかったんだってorz

最悪の事態にはならなかったとはいえ・・・後味悪いよ。
女性の皆さんは助けを求める相手にも気をつけてください。


862 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:05/01/19 22:45:43 ID:38XpNxKI0
観光地でバイトしてた時、耳の不自由な母親と、健康そうな小学生のお嬢ちゃんが来てたな。
母「アウアワ・・・」
娘「うん、分かった。すいませーん!これとこれくださーい!」
元気でいい子だ。お兄さん、サービスしちゃるわ・・・
俺からアイスを嬉しそうに受け取る娘と、それをニコニコ見てる母親。

親子でアイスをなめながら去っていったが、人ごみに押されて
母親の持ってたアイス、路上に落ちちゃったな・・・


885 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:05/01/21 01:07:18 ID:n5/vtguD0
新聞の医者が書いたコラムで読んだ話。
医者が知り合いの医者に相談された
ある男性が息子の遺伝子を調べて欲しいとその知り合いの医者の所にきた。
男性には遺伝性の病を抱えており、男性に引き継がれやすいのを心配したからだ。
結果は息子にはその病気の遺伝はなかったが、息子はその男性の子供ではなかった。
病気の有無については知らせるが、その男の子供かどうか伝えるべきか迷ってるというもの。

このコラムはここまでで結局伝えたかどうかはわからなかった。
[ 2009/10/12] 後味の悪い話 | CM(7) | このエントリーを含むはてなブックマーク | はてなブックマーク - 後味の悪い話 その22
結構キツいな
[ 2009/10/12 14:27 ] [ 編集 ]
>>885
これきつー!;
[ 2009/10/12 20:49 ] [ 編集 ]
>>238
車椅子の人が全員足が不自由な人って訳じゃないんだけどな
[ 2009/10/12 22:04 ] [ 編集 ]
猫の死体積み上げる
って発想がオカルト
[ 2009/10/13 15:05 ] [ 編集 ]
518みたいな話を知ってる

関西のある都市で、信じられない低価格で、ビールや酒を飲食店に納品する酒屋があった。周りの酒屋は、次々客を奪われ、中にはつぶれた店も

実は、社長が「保護観察官」の資格を持っていて、少年院帰りの人間を低賃金でこき使って、人件費を浮かせていたのだ。どんなにひどい環境でも、もし監察官の元を逃げ出したりしたら、そいつの人生は終わり。完全に弱みを握っていた

年商数十億で、その地域最大規模の酒屋にまでなったが、最近突然の自己破産。数ヶ月の賃金未払いのまま、在庫を売り払った大金もって、社長はトンズラ。絵に描いたような悪徳商人ぶりに、呆れたものだ
[ 2009/10/14 04:41 ] [ 編集 ]
小学校の頃、通学路に子猫が居た。
その子猫を、小学生にしてオカンみたいな貫禄を持つK美がつかんで持ち上げた。
K美は子猫の首根っこをつかんでいた。親猫が子猫を運ぶ時に、甘噛みするところだ。
そしてK美は言った。
「このこ、足をだら~んと垂らしてるから弱い子だね。すぐ死ぬ。」
農家の娘であるK美は猫の習性をよく分かっていたし、親から得た知識もあったのだろう。非常に土着的で逞しい言動だと今でも思う。
でも、一緒に居た他の女の子達の反応は違った。
綺麗な服を着たり、ロングヘアの一部を三つ編みにしてリボンをつけたりしてる女の子達は一斉に、k美を非難した。
そんな持ちかたして子猫が可哀想、死ぬとか言うのって酷い!などなど。
K美は特に反論しなかった。
ちなみに私はその渦中に居たものの、ただ見てるだけだった。
[ 2009/10/16 22:22 ] [ 編集 ]
最後のは後味残りすぎだろう・・・
[ 2010/09/05 07:02 ] [ 編集 ]
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