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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧:2009/02/24(火) ~2009/03/13(金) 

5 :真テンプレ:2009/02/24(火) 07:33:48 ID:vDk88vYs0
--------------------------------
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧

いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

前スレ
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part40∧∧
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1230025511/

有志まとめサイト(”管理”人 ◆5TH.rvJzlM 様)
http://yamakowa.fc2web.com/frame.html
山怖まとめサイト2(Part19~)
ttp://hp.kutikomi.net/yamakowa/
携帯用
http://mblst.jp/~yamakowa/

8 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 10:49:42 ID:zU2H0wnS0
684 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/19 03:38
後輩の話。

バイク仲間で林道をツーリングしていた時のこと。
工事もしていないのに、道の途中でライトを振って交通整理している人がいる。
近づいてみると、それは人ではなくて電気で動く人形だった。
彼らは人形のスイッチを切ると、邪魔にならないように脇の繁みに突っ込んだ。

バイクにまたがり、再び林道を走り出した。
カーブを曲がる寸前に、ふとミラーを覗いて見たという。

片付けたはずの人形が、元通りの位置で規則正しくライトを振っていた。
引き返すような真似はしなかったそうだ。

9 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 10:50:55 ID:zU2H0wnS0
751 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:32
知り合いの話。

その昔、猟師を営んでいた人がいる。
まったく獲物が獲れない日が続いたある日。
つい滅多なことでは入らない山奥まで足を踏み入れたそうだ。

やっと木枝の間に猿の姿を見つけたが、どこかおかしい。
近寄ってみると猿でなく、猿の毛皮が枝に結んであったという。
奇妙なことに、その毛皮は人が着られるように加工されていた。
皮の内側はきれいになめしてあり、縁には結び紐まで付いている。
大きさは普通の猿くらいだった。

どこの誰がこんなものを着るのだろう?

急に寒気をおぼえて、急いで山を下りたという。

10 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 10:51:18 ID:zU2H0wnS0
752 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:34
友人の話。

高山植物の写真を撮るために山歩きしていた時のこと。
夜中に物音がして目が覚めた。

その晩は明るい満月で、テント壁に外の影が映り込んでいた。
異様に手の長い猿のような影が一つ、テントの周りで踊っていたのだという。
とても外を覗く気にはならなかった。

日が昇る少し前に、影は見えなくなったそうだ。


11 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 10:59:17 ID:/ayPY1Vp0
>>6
誰が責任を負うかは
管理者が心配すればよいこと。
 
問題があると感じるなら、運営板いって
管理者に責任を問うてきんさい。

12 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 12:06:41 ID:xu0DKfIZ0
コピペ、これ以上続けるつもりなら適当なところでアク禁要請してくるわ

13 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:01:00 ID:zU2H0wnS0
753 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:35
知り合いの話。

猟をするため山に入っていた時のこと。
樹上の猿を撃って仕留めたのだが、それが普通の猿ではなかった。

近くで見ると、猿には目玉がなく、眼窩にぽっかりと黒い穴が開いていた。
空気が漏れるような音がどこからか聞こえていて、それに合わせて猿の身体は
萎んでいき、最後には毛皮だけが残された。
歯以外の骨は見当たらず、肉も残っていなかったという。

毛皮をその場に埋めて塩を撒き、その日は山を下りたそうだ。

14 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:01:58 ID:zU2H0wnS0
754 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:37
知り合いの話。

初夏の山道を一人で歩いている時のこと。
峠を越える所で一匹の猿に出会った。
道の真ん中で、二本足で直立していたという。
奇妙な猿だなと思いながら近づくと、片手に何かをぶら下げているのが見えた。

引き裂かれた仔猿だった。

目と目が合うと、猿はまるで人間のような歩き方で森の中へ去っていった。
彼はしばらく腰が抜けたようになっていたそうだ。

15 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:02:21 ID:zU2H0wnS0
755 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:38
友人の話。

会社の仲間でキャンプに行った時のこと。
キャンプファイヤーを囲んで談笑していると、用足しをしたくなった。
皆に断り、彼は近くの森に入って小用を足した。
なぜかその森の中では、広場の声が二重に重なって聞こえたという。

皆の所へ帰ろうとすると、少し離れた木陰に何かいるのに気がついた。
小さな黒い猿のようなものがうずくまって、ぶつぶつと何かを呟いている。
それは広場にいる仲間たちの会話を、一言一句そのまま繰り返していた。
声色までそっくり同じだったという。

下山するまで、彼はそのことを皆に話せなかった。
何人かは声が重複するのに気がついており、不思議に思っていたそうだ。

16 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:02:48 ID:zU2H0wnS0
756 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/21 02:39
知り合いの話。

一昔前に農家と猟師を兼ねていた人から聞いた話だそうだ。
その人は、主にワイヤーを使った罠で兎などの獲物を取っていた。
時たま猿や猪なども罠にかかったそうだが、奇妙なこともままあったらしい。

獲物の身体が、薄皮一枚だけ残して、きれいに中身が食い尽くされているのだと。
残されているのは毛と皮だけで、不思議なことに血が一滴も出ていないのだ。
肉を溶かして食べる未確認生物がいるのかもしれないな。
その人はそう言っていたという。

17 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:10:46 ID:/BjI3TsD0
ID:vDk88vYs0、GJ!
真テンプレありがとう

18 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:11:11 ID:zU2H0wnS0
782 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/22 01:52
先輩の話。

連休を利用して山歩きしていた時のこと。
無人の山小屋に泊まったのだが、奇妙な夢を見たという。

足先まで髭を伸ばしたお爺さんが、挨拶が無いと言って怒っていた。
先輩はなぜか恐れ入ってしまい、わけも分からず謝ったのだという。
そのうち怒りも薄れたのか、お爺さんは許してくれたそうだ。
許すから酒を出せ、と言われたところで目が覚めた。

妙な夢だったが、内容はしっかりと憶えていた。
確かめようと、最後の夜の楽しみに取っておいた酒の携帯容器を出してみた。
容器は空になっており、一滴の酒も残っていなかったそうだ。

19 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:11:37 ID:zU2H0wnS0
783 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/22 01:53
知り合いの話。

冬山登山に出かけ、大きな山小屋に泊まった時のこと。
団体用の広い部屋に三人で雑魚寝したそうだ。

夜中に、仲間の苦しそうな声で目が覚めた。
隣を見やると、彼の身体の上に黒い影が乗っているのが見えた。
影は仲間を両手で抱きかかえ、どうやら接吻しているようだった。
慌てて身を起こすと、たちまち影はかすんで消えてしまったという。

仲間の生命に障りは無かったが、その身体は冷え切っていたらしい。
計画を切り上げ、次の日に山を下りたのだそうだ。

20 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:12:04 ID:zU2H0wnS0
784 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/22 01:53
先輩の話。

アメリカへ出張に行っていた時のことだ。
向こうの山に登って、親しくなった現地のガイドに聞いたのだという。

一人の時に山小屋を見つけたら、入る前に注意することだ。
普通の山小屋なら何も問題は無い、ゆっくりと休むがいい。
だが、もし、小屋の扉がひとりでに開いたら―
   もし、踏みしめた床が柔らかく弾力に富んだピンク色だったら―
   もし、酸っぱい臭いのする液体が滴っていたら―
   もし、床の上に骸骨が散乱していたら―
それは山小屋ではなく、グーディナルなのだから。

ガイドによるとその地方に伝わる民間伝承の怪物で、短編小説にもなったそうだ。
その土地には食虫植物が多く見られるのだが、ひょっとしたらその化け物かもな。
そう言って、ガイドは酒を注いでくれたという。

21 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:13:53 ID:zU2H0wnS0
834 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/24 10:58
私の体験した話。

春先に、人里離れた山中で道路工事のバイトをしていた。
まわりは杉の森林で、杉花粉がまるで黄色い雲のように見えていた。
ネコと呼ばれる手押し車で土砂を運んでいた時に、視線を感じた。

杉木の天辺で、白装束姿の老婆が背筋をピンと伸ばして立っていた。
無表情にこちらを見ている。

次の瞬間、大きなくしゃみが出て咳き込んでしまった。
再び目をやると老婆の姿はもう見えなかった。
花粉症でなかった私は、その後一年間だけ花粉症を患った。

22 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:14:31 ID:ht+n66Gg0
>>1乙

23 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:16:22 ID:zU2H0wnS0
835 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/24 10:59
知り合いの話。

営業の仕事をしている彼は、その時疲れが溜まっていたらしい。
仕事の合間に、山中の道路で車を止めて休んでいた。
うとうとしていると奇妙な夢を見た。

山から巨大な蛇が下りてきて、自分の身体の中に入り込んだそうだ。
それから車を運転し始め、知らない別の山中の道路に分け入っていく。
その山の中腹で車を止めると、蛇は身中から這い出て山を登っていった。
そこで目が覚めた。

変な夢だったなと思い、あたりを見渡してみた。
車が止まっていたのは休んだ場所とは違う山の中だったという。

24 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:16:57 ID:zU2H0wnS0
836 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/24 11:00
同僚の話。

親戚が山を持っていて、その手入れをするというので呼ばれた。
下生えを刈ったり倒木を片付けたりしていると、小さな稲荷社に気がついた。
木立に覆い隠され苔生していたのを気の毒に思い、きれいに片したのだという。
ついでに弁当を少し分けて、お備えしてから帰ったそうだ。

その日の夜半、彼は動物の甲高い鳴き声で目を覚まされた。
なぜか聞いたことも無いのに、狐の声だと分かった。
後日聞いてみると、掃除に参加した親戚全員が夜中にその声を聞いたそうだ。

25 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:17:26 ID:zU2H0wnS0
843 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:30
知り合いの話。

彼の実家は、水道も引かれていない深山の寂村だった。
十年程前の正月に帰った時のこと。

その時、彼はお爺さんと一緒に焚き付けにする薪を集めていた。
ふと気がつくと、お爺さんが一心不乱に空を見つめていたそうだ。

きらきらと光る細長いものが、身をくねらせて飛んでいた。
金色に光り輝く竜だった。
竜は嬉しそうにくるくる回っていたが、やがて西方の空へ飛び去った。

それを見たお爺さんは哀しそうにこう言った。
竜神様が行ってしまわれた。この村ももう終わりだな。
それからしばらくして、その村の井戸は枯れたのだという。
村人も次々とよその土地へ出て行き、今はもう廃村となっている。

26 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:18:20 ID:zU2H0wnS0
844 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:32
知り合いの話。

彼の友人が家を改築した時のこと。
改築してからというもの、友人は目を患ってしまい、終には目が見えなくなった。
彼の目が見えなくなると、次は彼の妻と息子の目が悪くなってしまった。

親族は藁にもすがる気持ちで、高名な霊能の先生を呼んだのだという。
先生は家に来た途端、井戸を潰しているなと口にした。
確かに改築の際、井戸を一つ潰してその上に居間を建てていた。
住む所を潰されて、井戸の竜神様が怒っていると、先生は続けて言った。
竜神様は人間の目に祟るから、早く怒りを鎮めないと皆が盲になってしまうと。

慌てて神主を呼び、祭事を執り行った。
妻君は両目とも回復したが、息子さんは結局片目が見えなくなったのだという。

祟りって本当にあるのだよ、彼はそう言ってこの話を教えてくれた。

27 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 13:19:07 ID:zU2H0wnS0
845 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:32
知り合いの話。

彼が家を建て直すことになった時。
井戸を一つ埋めることになったのだが、それに先立って水神様を鎮める祭事をおこ
なったのだという。

米や旬の作物が、急ごしらえの棚に献上された。
神主が祝詞を唱えていると、いきなり井戸の水面が波打った。
そして金色に光る小さな竜が、井戸から姿を現したのだという。
竜は彼の家族の周りをくるくると回り、別の井戸へ姿を消したのだそうだ。
不思議なことに、竜が家族に触れた箇所には金粉が付着していた。
竜の姿が見えたのは彼と祖母だけで、後の家族は急に身体に金粉が付いたと言って
驚いていたという。

それ以来、彼の家族は水を使う際に感謝するようになったのだそうだ。

28 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 16:40:46 ID:2EKImqo3O
なんだかヒステリックに騒いでる人がいますねw
怪談話にガチを求める人ってなんなの?

29 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 17:11:42 ID:k9jQfKFw0
前スレの1000いるか?

1000 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/02/24(火) 04:45:22 ID:mmBRPM6cO
1000ならさっちゃんと結婚する


30 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 17:15:15 ID:/BjI3TsD0
>>28
>怪談話にガチを求める人ってなんなの?
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1217885792/
このスレ↑の>>1->>6に当て嵌まる奴だよ

31 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 18:46:27 ID:yazjdzJv0
明らかに作り話っぽいと臨場感に欠けるからじゃないの?
逆に実話っぽいのでも蓋を開ければ創作っていうのもいくらでもあるわけだし
創作否定するやつもその辺は分かってると思う
でもこのスレのコテの話って、書き手からの読ませようってオーラを放つ文体が多いと思う
悪く言っちゃうと自己主張強いのかな
最初の一行読んで、コテ見なくてもああこの人かって分かるレベル
俺も嫌いじゃなかったんだけど、コテの話で戦慄が走るとか、怖いと思ったことはない
怖さとはまた別の興味の惹かれ方しちゃうんだよな。それが嫌いな人もいるだろうね

32 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:01:46 ID:b0cGojJgO
>>31
本当に怖い体験をした人が文体を工夫して書く余裕があるかは疑問だし
そういう人が居ても良いけど、そんなのばかりじゃ萎えるってのはあるな。
ただ、だらだら書かれても読む気が失せてくるし、バランスは難しいと思う。
個人的には短くて淡々とした話が好きだったな。

33 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:20:11 ID:zU2H0wnS0
937 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/26 00:25
先輩の話。

合宿先のキャンプ地を下見していた時のこと。
夜テントの周りで小さな音がしたので、外をうかがった。

小さな日本人形がテントの周りを歩いていた。
人形は何かつぶやいていたが、その意味は分からなかった。
人形はやがて、森の中へ姿を消したという。
合宿は予定通りおこなわれたそうだ。

34 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:21:10 ID:zU2H0wnS0
939 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/26 00:26
知り合いの話。

十年以上も昔のことだそうだ。
消防団員の彼は、行方不明者の捜索で秋口の山に入っていた。
四人一組で捜していたのだが、彼のチームが遺体を発見した。
発見したことを伝えるのと、担架の手配をするため、二人が麓の指揮所に戻った。
彼は残りの一人と一緒に、遺体の傍で番をする方に回った。

日が暮れて暗くなってきた時、目前の林から人に似た何かが姿を現した。
大きな身体に粗末な衣類をまとい、大きく開いた口元からは歯が覗いていた。
その肌は、頭の天辺から足の先まで真っ黒だった。
それは彼らを見つめると、その死体を譲ってくれないかと尋ねた。
駄目だと答えると、二人を見つめて何かしら考えているようだった。
思わず二人とも、護身用に持っていた鎌を握りしめたという。

それはしばらく考えて諦めたのか、残念だなあと言って山に戻っていった。
立っていた場所には、よだれが大量にこぼれて光っていたそうだ。

35 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:21:33 ID:zU2H0wnS0
940 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/26 00:27
私の体験した話。

春先に山歩きしていた時のこと。
夜、寝袋の中でうとうとしていると、どこからか牛の声が聞こえた。
牧場が近くにあるのだな、と思いながら寝た。

翌朝起きると昨晩のことを思い出し、あたりを探してみた。
すぐ近くに廃棄された牧場があり、そこの牛舎はとうの昔に崩れ落ちていた。
それ以外にはどこにも牧場など見当たらず、牛の声も匂いもしなかった。

36 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:23:15 ID:zU2H0wnS0
145 名前: 雷鳥一号 03/11/27 00:10

友人の話。

男子学生だけで夏山登山にいった時のこと。
キャンプ場で女学生のパーティと親しくなり、そのまま宴会となった。
どういうわけだか百物語をすることになったらしい。
ムードを出そうと、誰かが非常用の蝋燭を何本か点けたのだという。

別に変わったことも無く怪談は語られていった。
そのうち一人の女の子が、ある山の動物に関わる怪談をしたらしい。
その話が終わると同時に蝋燭が一本、ふっと消えた。

それからは、怪談が一話終わるたびに蝋燭の火が消えていった。
蝋燭が最後の一本になった時、友人がもう終わろうと提案した。
誰も反対はしなかったそうだ。

37 :本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 19:23:35 ID:zU2H0wnS0
146 名前: 雷鳥一号 03/11/27 00:11

知り合いの話。

夕方一人で山歩きをしていた時のこと。
その山は近くに空港が出来たこともあって、立派な道路が走っている。
途中でそんな道路に出くわしたのだが、路肩に大きな車止めがあった。
大型トラックが2、3台は止められそうな広さの休憩場所だった。

そばを通った時、ふと異様な温さを感じたという。
手をやると、まるで大型犬が今までそこで寝ていたかのように路面が
温くなっていたのだそうだ。

車止め全体の路面が。

あたり一面には、むっとするような獣臭が立ち込めていた。
山道に戻る気になれず、一晩中道路を歩いて帰ったそうだ。

51 :本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 23:47:24 ID:TicsaVYO0
山林で調査や測量をしていると
人里から遠く離れた場所で藁人形を見つけることがある。
ある時など、雛人形が釘で両目を貫かれ木に打ち付けられていた。

52 :本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 23:51:19 ID:JdavIVOR0
もうちょっと詳しく。

藁人形じゃなくて雛人形ってすごいな。

101 :本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 11:29:21 ID:evnx05PbO
千葉に三石観音ていう観音様を祀った場所がある。
名前は失念したが、山の頂上の岩場には祠があり、祠の周囲にはびっしりとハンカチが結びつけてある。
古びて色褪せた物から真新しい物まで。
願掛けのためなのだろうが、かなり不気味な光景だ。
最後に行ったのは10年程前だったか、それすら曖昧だが、高橋某という元マラソン選手も参拝したとか。
だが、地元では、三石観音は願いを叶えてくれる代わりに他の大切なものを奪っていくという口伝もあるらしい。
自分はあの不気味なハンカチびっしりを見ては、あそこで願掛けしたいとは思えなかったよ。

102 :本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 13:18:59 ID:p/Do6Mhi0
>>101
これか。たしかに気味が悪いな。
ttp://seaisland.up.seesaa.net/image/mituishi8.JPG

179 :本当にあった怖い名無し:2009/02/27(金) 15:34:45 ID:QPDsg8o70
遭難したときの話。
高校の行事で八ヶ岳に登った。
ロープウェーで坪庭まで行き、横岳から亀甲池、大河原峠に行くルートだった。
横岳から亀甲池に降りる途中、糞がしたくなって脇に逸れた。

ちょっと恥ずかしく、かなり奥まで入った。
用を済ませ、道に戻ろうとしたが戻れない。
ちょっと焦ったが、目的の亀甲池が下の方に見えた。
とにかくそこまでなんとか行こうと思った。

岩の上にこんもりとしたスポンジみたいな苔が生えていて歩きづらい。
岩と岩の隙間に何度も足を落とした。
自分の息づかいと木が風に動く音しか聞こえない。
結構な人数の生徒が入っているはずだが、声らしいものは聞こえなかった。

焦りと遭難の恐怖でどうにかなっちゃいそうな時、「こっちだ」という声が聞こえた。
ビックリして立ち止まったところ、また、「こっちだ」と聞こえた。
声は目の前の穴から聞こえた。
岩の隙間を苔が覆い尽くしたような、握りこぶし位の穴だ。

こっちだと言われてもどうしようもなく、少し穴とにらめっこしてまた歩き出した。
池が見えない場所まで来ていたが、見当を付けて歩いたところ池に出た。
何クラスか着いていたが、自分のクラスよりは早く着いていた。
人がいるところに出た途端、さっきまでの恐怖が嘘のように消えた。

その後は特に変なことはかった。

333 :本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 22:46:07 ID:0lNxpPXk0
今ならオッケーっぽいんで、長野県の人から聞いた話を書きます。
実話だとは思いますが、確かめたわけではありません。
前に書き込んでいたコテの人みたいな上手い文章は書けませんが
その点はご容赦ください。

4年前にある村のAさんが松茸山の権利を買いました。
権利を買うと、その山で松茸が採り放題になります。
摂ったマツタケは、自分で食べても売っても良いわけですが
他人に採られてしまっては元も子もないので
権利を買った人は大抵、周囲にロープを張り巡らせ看板や張り紙で警告します。
それでも高価な松茸のことですから、警告を無視して盗みにくる人もいるので
シーズン中は警備の人が巡回しています。
Aさんも荒っぽい男を数人雇って警備に当たらせていました。

しばらくして、Aさんのところへ荒くれ男たちが揃って顔を出し
「仕事を辞めさせてくれ」と言い出しました。
Aさんは「条件を良くするから」と引き止めましたが
男たちは「もう辞めさせてくれ」の一点張りです。
なぜ急に辞めると言い出したのか?
Aさんが理由を問うと、最初は口ごもっていた男たちも
やがて重い口を開いて、次のような事情を話しはじめました。

334 :本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 22:47:07 ID:0lNxpPXk0
夜中、男たちが懐中電灯を片手に二人一組で見回りをしていると
林の中からカサカサ・・・という足音が聞こえてきました。
「盗人か!?」と慌てて音の聞こえる場所へ行くと
真っ暗な木立の間を、人の足だけが数本歩き回っていました。
ふくらはぎから上は透けていて、膝のあたりで完全に消えているのに
実体があるかのように、カサカサと足音は聞こえてくるのです。
さすがの荒くれ男たちも、待機所へ転げるように逃げ帰りました。

そんなことが何度かあり、すっかり怯えてしまった男たちは
揃ってAさんのところへ「辞めさせてくれ」と頭を下げに来たそうです。

そんなこんなで、誰も夜の見回りをしなくなったので
Aさんは自分自身で見回りに行ったのですが
話の通り、カサカサ・・・という足音が聞こえてきたので
慌てて逃げ帰ってしまい、それ以来、夜は山に近づこうとしませんでした。

それでも、その年は松茸を盗まれるようなことはなかったそうです。

335 :本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 22:49:52 ID:3W1OaEhP0
盗人も気味悪がって近寄らなかったのかな?

413 :本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 03:09:18 ID:pkDM0YW3O
15年前の事です。
会社の同僚8人とキャンプに行きました。
春先だったのでキャンプ場には殆ど客はいませんでした。
夜に焚き火を囲み酒盛りをしていた時にかなり遠くで焚き火をしている集団がいる事に気付きました。
俺達以外は一組だけなんだなぁと思っていました。
シーズンオフだったからなのか管理小屋では薪のストックが少なくて
自分達で枝などを拾って焚き火をしていました。
皆で盛り上がっている時に私達の回りをうろうろしている男性らしき人影に気付きました。
暗くてハッキリしませんが黒と白の横縞の服でした。
その時は単純に向こうのグループが薪を拾いにこちらまで来たんだ…
わざわざこんな広い場所なのに俺らの回りの枝を拾うなよ!
俺が遠くまで行かないといかんやろ!と少し怒りモードでした。
しかも、頻繁にうろうろしていました。
後半は不気味に感じていました。
朝になり車で帰る途中に思い出して何故自分達の回りをうろうろしていたんだろうか?と同僚に尋ねました。
すると同僚はまったく気付いておらず、私の彼女も気付いていませんでした。
私は急に怖くなり見間違えたかなぁ、と思うようにした時でした。
もうひとりの同僚が言いました。
あのボーダーシャツの人影はこの世の者ではないですよ。
近くにいるのにみんな気付いていなかったし、怖がるといけないから黙ってた。
あなた見えてたんやね。
めちゃめちゃ怖くてたまりませんでした。

414 :本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 03:17:59 ID:pkDM0YW3O
ちなみにシャツが横縞だった事はまだ誰にも告げていませんでした。
残りのメンバーはやっぱり気付いていませんでした。
そして、一番近付いていた時は10メートルぐらいでしょうか。正面から見たのではなく視界に入る感じでした。
不思議な体験はいくつかありますがかなりゾッとしました。

586 :532:2009/03/09(月) 14:48:08 ID:Osm/qXMUO
流れ読まず失礼

話って程では無いのですが、現場に入る挨拶を兼ねて休日に遊びがてら
山の頂きにあるお寺に行った帰りに変な物を見ました
何て言うんでしょwお寺の管理用林道(と言ってもトライアルバイクや
競技用4WDじゃないと乗物では進めません)は切り立った崖沿いに
走っており杉の大木のてっぺんを見下ろす感じなんです
中でも一際立派な杉の木に首飾り?のような物が掛かってました
急傾斜の為道より若干高い位の位置にあるのですが本当に大きな木で
登って掛けるのは不可能だし道からは水平距離にして30mはあります
遠くてよく見えないので測量器で見てみると巨大なリンゴなどの果実
や鳥の羽なので装飾されてました
木にとまるカラスと比較するにおそらくその首飾り?の大きさは
3mはあると思われます

荒れ狂う波の中橋をかけ地雷原に井戸を掘り日本で一番大きな工場の
施工にも携った者が言うから間違いないですがあそこにアレを人間が
かけるにはヘリが必要ですw

後に住職にその事を伝えると凄く澄み切った笑顔で『そうですか』
と俺の顔を見つめ仰った
そのお顔が余りに美しくツッコみどころ満載なその言葉のみ受け止め
悶々と帰路に着いたのでしたw

587 :本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 15:44:29 ID:bo3Z8eXD0
>>541 に関係ありそうな透明生物の又聞きの話。
仕事の先生筋の人が体験者から直接聞き、おれに話してくれた。

その女の子が雨の日に、家の中から敷地の外を流れる小川を見てた。
そこから2・30cmくらいの透明な固まり(本人はスライムみたいと言ってたそうだ)が
ぴょんと出てきた。
そのまま、ぴょんぴょん跳ねて近づいて来ると、最後に女の子に向かってぴょんと跳ねた。
家の窓は閉まっていたが通り抜けて飛びついてきた。そして消えた。
その子は丸くてもそれがカッパだと直感したそうだ。

638 :本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 23:38:00 ID:OVpk5ts30
空気読まずに投下しますか


JR一関駅から車で2,30分にある山での話
斜面に田畑がある農村で、頂上までは、ほぼ一本道だった

頂上付近には二、三軒の民家があり、
寂れた小さな祠、その祠を囲むように大小無数の地蔵がある
その祠と地蔵の前にある沼(人口池?)で起きた話だ

深夜、車で曾祖父の家に向かう途中、その沼に十数人ほどの人影があった
その様が奇妙で、泳いでいるわけでもなく、
なんていうのか、鯉が餌に群がるような感じで蠢いてる様子だった

気味が悪く、その脇を通り過ぎる事も出来ず、遠目で沼を見ていた
すると、車のライトに気づいたのか、
曽祖父の家から親父が出てきて、こちらに駆け寄ってきた

「沼の脇通り過ぎるとか勇気ありすぎだろ、親父」と、
一瞬、視線を外してしまうと、もうその人影は見えなくなっていた


伝承とか伝説ではない、まあ、怪談っぽい怪談でしたとさ
というわけで次行ってくれ、この流れに終止符を打つような話を!

653 :トロンパイ:2009/03/11(水) 02:13:35 ID:K8iAqaBJ0
逝ってしまったか。残念だ
でわ空気を読まない見本を見せるとしよう

十代最後の思い出に心霊スポットとして有名なトンネルがある山に凸したときの話。
俺と友人三人は金も車も無かったのでバスを乗り継いで現地に向かい、夜に歩いて帰宅するという
今考えたらアホすぎる計画を立てて出発した。
当時は心霊凸+深夜ウォーキングの旅で二重においしいなんて気持ちだったと思う。

下車後、バスのある町からひたすら歩いて山に向かうわけだが、車に弱い友人Aがバス酔いしてしまったため、
予定以上に町に滞在してしまった。
夕日が急速に沈んでいくのを尻目に、急ぎ足で町から山に向かう道を駆けていた俺達の前に
山での仕事帰り風のおっさんが現れた。挨拶されたので返すとちょっと立ち話するハメになった。
おっさんは日が沈んでからの山は危ないとしきりに俺達を止めたが、サバイバルを求めるお年頃の俺達には馬の耳に念仏だった。
結局あまり深く山に入らないことを約束させられて別れたが、
おっさんの「夜の山は人を飲み込む」という言葉と別れ際の
「道に迷ったとしても絶対獣道には入っちゃならねぇ。戻るも進むもきれいな山道だけにせれ」
という助言が少し気になったが、まぁ特別不思議な台詞ではないので受け流した。
つづく

654 :トロンパイ:2009/03/11(水) 02:14:23 ID:K8iAqaBJ0
そんなこんなで山道に入った時点ではもう真っ暗闇。朧げな月の光と懐中電灯だけが頼りという状況。
さすがに夜の山はそれなりの雰囲気があり、気が狂いそうな静寂と時々何かが立てる物音で緊張感が高まっていく。
暗闇の中、目的地へと進むのは至極困難だ。早くも道に迷いかけた俺達だったがそこはドントマインド、
こういうことを予測して詳細な地図を持参していたので地図担当のBに地図を出してもらった。

地図に沿ってなんとかトンネルまでたどり着き、トンネル内を散策。
特に怪奇現象などには見舞われなかったが、トンネルの壁をくりぬいて(彫って)作られた地蔵にはちょっとビビッたw
壁そのものを彫って作られた地蔵なんか見たこと無かったし、何よりその地蔵の造詣も少しおかしかった。
地蔵の基本的造詣なんてものは知らないが、地蔵ってこう顔も姿も丸っこいじゃないか。
そのトンネル地蔵は丸みがないわけではないんだけど、顔がやたら長く、体に対して顔部分がでかい。
その上、つり目気味で微笑している表情だからなんかキツネみたいに見えてなんだか変な感じがした。
つづく




655 :トロンパイ:2009/03/11(水) 02:33:12 ID:K8iAqaBJ0
ちょっと怖気づく面々だったが、貧弱体質なのにお調子者で気の強いAが
A「この地蔵俺にそっくりじゃね?誰に断って立てたか知らんがモデル代くれ」
と意味不明発言(確かにキツネ顔のAに似ていないこともなかったがw)
A「もしかしたら俺の母ちゃんが内緒で俺の美形を売り物にしてるのかもしれん。でもどうせならこんな田舎じゃなくて都会で売れたかった」
ちょいナルが芸風のAのおかげでだいぶ緊張がほぐれた俺達は地蔵以外に目ぼしいものがないので
地蔵に食いしん坊のCが隠し持っていたから揚げを強奪してお供えした(本当は奪い合ったはずみで落ちたからお供えしただけw)

トンネルを後にした俺達は、トンネル内で撮った写真に何か写っているかなみたいな話題をしながら山を下ろり始めた。
来た道を戻るだけなのでサクサク進んでいったが、不思議なことにずっと同じ道を廻っているような感触。
最初は気にせず進んでいたが、どう考えても山を降りることができているくらいの時間が経過し、道に迷ったと悟った。
特に迷うような分岐はなかったはずだが、間違った可能性があるので再度トンネルを目指して戻ることに。

かなり長い間足を進めたがトンネルにすらたどり着けなかった。いったい俺達はどこにいるんだーとパニくりはじめたとき
地図を眺めていたBが突然悲鳴を上げて転倒した。
つづく



656 :本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 02:36:03 ID:RrARCCP00
>>586
住職…

657 :本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 02:55:32 ID:7bvQPUHI0
寝やがったな。

658 :トロンパイ:2009/03/11(水) 03:00:19 ID:K8iAqaBJ0
「どうした!?」とBに光を当てる。
B「な、なんかが降って来た!!」
なんだなんだとあたりを見回すと一匹の猿が飛び回っているではないか。
野生の猿なんて見たことなかったし、そもそもこの山に猿がいるということも知らなかった俺達は驚愕したものの、ちょっとだけホッとした。
B「なんだよ、猿かよ。驚かせやがって~…あ!!」
またもやなんだなんだと俺達はどよめくといち早く気づいたAが叫んだ。
A「Bのバカが猿に地図取られとる!!」
猿を照らすと確かに猿が地図を持って跳ね回っている。
AとBが地図を取り替えそうと飛び掛るも、猿は颯爽と林の中に消えてしまった。

困り果てた俺達だったが、あまりにも素早く猿が逃げ去ったので猿を追うこともままならず
とりあえず山道を下ることにした。当然分岐がきても勘でしか選べない。
まぁなんとかなるか~と猿アクシデントで逆に吹っ切れた俺達は猿を罵倒したり、
好敵手として讃えたりしながらぐんぐん進んでいった。
すると思いのほか早く分岐にたどり着いた。

右と左、どちらの道にするか。道を照らし、風景を必死に思い出して空っぽの頭をひねっていると、
「なんか左の道にある!」というAの指摘の元、左の道を調べると、なんとトンネルのキツネ地蔵があるではないか。
来た道にはそんなものなかったはずなのに。怪現象に驚くというよりは、いかに最善の道を選ぶか必死になっていた俺達は
来たときはなかった地蔵がある=その道は間違った道、ではないかという考えの検証に夢中だった。
その結果、俺・B・Cは右の道を選ぶと主張したが、Aが猛反対。
これは本体である俺を助ける地蔵の導きだと主張して一歩も譲らなかった。

B「こんなときにネタはやめろ!」A「いや本気だ!」
AとBの口喧嘩にひたすらオロオロする俺とC。
そんなカオス手前の状況の中、右手の道から地図を持った猿が突如出現。あまりにも早い再会にも驚いたが、
猿が「こっち!こっち!」みたいに見えるジェスチャーをするのは夢でも見ているのかと思うほどたまげた。
突然の新展開にさらに困惑していると、Aが無理やりBを左の道に引っ張っていった。
つづく

659 :本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 03:03:09 ID:bu5swVTT0
続きマダー?



660 :トロンパイ:2009/03/11(水) 03:17:22 ID:K8iAqaBJ0
俺もCもあまりにも強引なAに行動に「まさか憑かれているのでは!?」と不吉な考えが浮かんだ。
Aを止めようと走りよった俺達だったが、二人の前に来てフリーズしてしまった。

Aによって左の道にひきこまれかけているBが尋常じゃないくらい暴れている。
血走った目はぐりんと上を向き、涎を垂らしながら歯を食いしばり、
「いやだー!!猿!猿の方に行かなきゃダメだー!!この道はイヤダー!!猿の道がいいィィィ!!」
と気が狂ったように叫びだした。

A「そこのボケナスノロマとボンクラデブ!止まってないで手伝え!!」
(いつものAだ!!)と、年中口が悪くて人を罵倒しまくるAの罵りに理性を感じ取った俺とCは
暴れるBをガッチリ押さえて左の道を突き進んだ。
地蔵を過ぎたあたりでBは大人しくなりしばらく放心状態に。
俺達の呼びかけにやっと反応したBは少しキョロキョロした後、突然
「うひゃぁ~~」と叫んで一目散に道を駆け下り始めた。
当然のBの疾走に驚いた俺達は意味も分からずBを追いかけ道を下った。

結局左の道が正しかったようで、Bを捕まえたあたりで山のふもとあたりに出ることができた。
そのまま山を下ったが、その間、Bは何を聞いても「うるさいうるさい」しか言わず、
Cが隠し持っていたうまい棒を10本ほどもくもくと食べていた。
つづく

661 :トロンパイ:2009/03/11(水) 03:19:05 ID:K8iAqaBJ0
遅くてスマン
次で終わり

>>660
>当然のBの疾走→○突然のBの疾走

662 :本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 03:53:49 ID:rM6A8vDS0
寝たのか…

663 :トロンパイ:2009/03/11(水) 03:58:59 ID:K8iAqaBJ0
結局町で夜明けを待ち、バスで帰った俺達だったが、町でもバスでも相変わらずBはだんまりだったし、
しつこく聞く俺をAがたしなめた。仕方ないのでCのリュックを漁ったがチロルチョコしか出てこなかった上にチョコ好きのAni奪われた。
なんでAが左の道を選んだのか、Bはなぜおかしかったのか、その後どうして疾走したのか。
物事がハッキリしないと無性にいらつく俺はチョコすらありつけなかった八つ当たりにCの耳をひっぱったりした結果、
Cがキレて俺を殴った。

そんなこんなで地元に帰った俺達はなんとなく気まずい感じで別れてそれぞれ帰宅した。
その後もAとBが真相を明かしてくれることも無く、
結局あのことはタブーになってしまうのかと残念に思っていた。

しかし、その一ヶ月後くらいにCと遊んだとき(山から帰った二日後くらいには仲直りしてた)
CがAとBそれぞれ別々に聞き出した真相を教えてくれた。
なんで俺には言ってくれないのかと嘆くと「お前は口が軽いから」と笑われた。
(お前もだろこのデブゴンめ)と思ったが、そこは大人しく聞く姿勢に入った。

つづく

664 :トロンパイ:2009/03/11(水) 03:59:32 ID:K8iAqaBJ0
まずAの話だが、Aはなんだか、最初から地蔵に懐かしさというか、見守られている温かい感じがしていたらしい。
だから全然山にもトンネルにも恐怖を感じなかったらしいが、猿が現れてからは何か嫌な感じがしていたそうだ。
猿が地図を奪って消えてからも何かに見られている感じがしていたらしい。
左の道に地蔵を見つけたときは「から揚げの恩返しだな。パターン乙w」と思ったのらしいが、
間違ってても戻ればいいし、最悪夜が明けるまで待てばいいと気楽に構えていたとのこと。
しかし、猿が再出現してからは「絶対に右を選んだらいかん」と感じたとのこと。
最初は普通にBと言い合いしていたが、猿出現からなんだかBの目の焦点がおかしいことに気づき、
「こいつは魅入られているのでは?」と思い、猿から離すためにも左に引きずりこんだ次第。
B発狂後、俺らがフリーズしたときが一番焦ったらしく「Bだけじゃなくこいつらも魅入られたんじゃ…」と内心冷や汗をかいた模様。
B疾走後、Bが俺らの後ろの何かに反応したのに気づいたAが後ろ、すなわち分岐点あたりを照らしてみると、
あの猿がちょこんと座ってこちらを見ていたそうだ。ただ猿の表情は言葉では表せないほど醜く、悪意に満ちていたらしい。

つづく

665 :トロンパイ:2009/03/11(水) 04:00:05 ID:K8iAqaBJ0
続いてBの話。
BはAと真逆にトンネルの時点から嫌な感じがしていたそう(本当は山に入ったときからビビっていただけと思うがw)
地蔵には恐怖MAXだったらしい。猿は完全にただの野生の猿と思っていたとのこと。
分岐ではAが正気じゃないと思い、激しく反対した。そっからは少し記憶が無いそう。
んで、気がついたら俺らがガッチリと自分の身体を押さえて自分を見つめていたから、
(こいつら実は集団ゲイだったのか!?)とビビったらしい。(多分これは後付けの強がりだろうw)
事態を把握しようと周囲を見回すと、俺らの後ろ、さっきまでいた分岐の場所に
おそらく3、4mくらいの、光る目を持った化け物がこっちを見ていたので慌てて逃げたとのこと。
その後は恐ろしいやらわけわからんやら俺らがゲイで襲ってきやしないかやら俺がしつこくてウザいやらで、
いつでも一人で逃げられるよう丹田に力を込めて黙って気を溜めていたらしい。

これが俺が十代の頃経験した山の不思議な出来事の全てです。
だいぶ昔だからちょっと脚色してしまっている部分もあるかもしれないが…。

遅くて無駄に長くてごめんなさい。
それでは
716 :トロンパイ:2009/03/13(金) 00:37:20 ID:4inVQuGM0
十代終盤、バイト頑張って原付購入したばかりの頃の話

季節は秋、何かとイベント事を企画立案するのが大好きなお祭り男のAが俺の誕生日を祝うと突如来訪
完全に当日サプライズな上にいきなりの早朝訪問でかなり面食らったが、
誕生日に特に予定もなかったし、何よりちょっと嬉しかったので「面倒くせぇ」とか言いつつも急いで支度を整えた

繁華街にでも行って映画観たり飯ごちそうしてくれたりするのかな、と思っていたのでダサイ服の中でも一番上等なやつを
俺なりにオシャレに着こなして外に出ると、A「その格好じゃ寒いから着替えて来い」とまさかのダメだし
不審に思いつつも冬用の厚着をして外に出ると、案の定B、Cもいた。みんなもなぜか厚着だ
A「遅いんだよノロマが。じゃ行くか」と行き先も言わずにみんなバイクや原付に乗るのでちょっと焦って
どんな予定か訪ねてみたが、A「それは後でのお楽しみ。とりあえずついて来い」と出発したのでやむを得ず俺も出発

一時間後。ノンストップでバイクを走らせている俺達。どう見ても繁華街には行ってない。それどころか他県に行こうとしている?
Cのトイレ休憩のため、コンビニに立ち寄ったときBに詰め寄ると、
「昼食は○峠で美味しい地鶏料理を、夕食は△県で美味しい中華料理を」というコースらしい
○峠は県境の山だし、△県はうちの県の二個隣。だいぶ行く気が失せたがここまで来た以上仕方がないと諦めてまた出発
途中で信号停止の度にBから「お前運転ヘタクソ。フラフラしてるとクラクションならされるぞ」などの小言をくらい、
今日は何の日なのかなーと思いつつ、原チャの上で目から汗を流したりしていた

717 :トロンパイ:2009/03/13(金) 00:51:56 ID:4inVQuGM0
やっとこさ峠に着き、地鶏料理をご馳走になる。さすがに美味かった
その後、ひたすら走ってなんとか晩飯時に△県に到着。中華料理は普通だった(来た意味ねー)
Aの思いつきで途中の□県で温泉につかり、そうこうしていると夜はすっかり更けて、○峠に戻ってきたのは深夜二時くらいだったと思う

峠道なんだから当然だが、街灯のようなものなど無く、バイクのライトのみを頼りに安全運転で走行。
もっと厚着してくればよかったと思うほど夜の山は寒かった。ろくに車も通らないから特に怖い話など聞かないが雰囲気抜群だった
峠道の途中、寒すぎるということで自販機の前で休憩をとる。温かい缶コーヒーが身にしみた。Cが缶コーヒーに埋もれたいと意味不明なことをほざいていた
そんな中、Aが「林の中に何かチラっと白いものが見えた」とか「風の音に混じってなんか変な声みたいな音が聞こえる」と言い出した
俺はメットがフルフェイスのせいか、そんなことちっとも気づかなかったし、
なによりAのことだからどうせ最後に俺をハメようとしているんだろうと思って相手にしなかった


718 :トロンパイ:2009/03/13(金) 01:12:32 ID:4inVQuGM0
またバイクを走らせだしたが、危ない+寒いでなかなか速度が出せない
そんな中、先導役のBが急停車。後続の俺とCも停車
なんごとかと思うとふらふら~っと林の中から浴衣の女性が現れた
いきなりのことでびっくらこいたがかなりの美人+浴衣がはだけ気味ということで、
当時まだ女体を知らない奥手の俺は脳みそよりも股間が反応してしまい、
この突然のサプライズをいかに自分に都合のいい展開にするか二秒ほどで決定した
トラブルに巻き込まれたお姉さん(俺の妄想)を後ろに乗っける→おっぱい嬉しい→慰めて仲良くなる→恋人ゲット!!

この天才的プラン実現のためにはA、B、Cに先駆けてお姉さんと接触しなければ!と急いでお姉さんに駆け寄る俺
BとCも同じ考えなのか、「大丈夫ですかー!?」、「どうしました!?」と俺を追う
だが、断然俺の方が早く走った勢いに任せてお姉さんの肩に触れ、「ど、どうしたんですか?」と尋ねた
お姉さん「ありがとうございます…。あの、一緒に…一緒に乗せてってくれませんか」
エェーッ!!神展開キタコレ!!俺「いいですよ。歩けますか?」と突然ベストオブ紳士となった俺は優しくお姉さんの手をつかみバイクまで誘導しようとした

719 :トロンパイ:2009/03/13(金) 01:28:27 ID:4inVQuGM0
するとそこにバイクの走行音が接近、突然パァーンと弾かれた
Aだ。バイクに乗ったままAがお姉さんと手をつないでいた俺の手を叩いたのだ
痛ぇと文句を言う間もなく走り去っていくAが「バイクに乗ってダーーーーッシュ!!」と叫ぶ
意味不明展開にポカーンな俺だったが後ろのBとCもエンジンをかけ出した
B「ボサッとすんな!はよ乗れ!!」とBに急かされ、(もしかして警察?)とやっと頭が働きかけた俺は
急いでお姉さんを乗せようとするもお姉さんがいない!(警察でも別にやましいことなどないが当時はなぜか焦った)
Aはとっくに走り去り、Bも既にだいぶ先を走っている。Cが俺を気にしながら「早く!早く!」と急かす

急展開の連続だったが、こんな山奥に一人取り残されるわけにはいかないので要領を得ないまま出発
Aにどうした?と聞こうと思ったが、A、Bともに速度MAXで峠を下るので追いつけない
最初は並走気味だったCまでもが俺をおいてかんばかりに突如速度を上げたので
俺も危険を承知でバックミラー無視、ひたすら前方注意で走り抜けた



720 :トロンパイ:2009/03/13(金) 02:17:22 ID:4inVQuGM0
結局、峠を下って最初のコンビニに着くまでAもBもCも速度を緩めなかった
コンビニでやっと止まってくれたので「おいおいどうしたんだよ」と聞くも全員俺をガン無視
ふてくされて一人で駐車場でタバコを吸っていると、Aがコンビニから出てきた
なぜか食塩を携えている。封を切ったと思ったら突然、「悪霊タイサーーーーン!!」と塩をぶっかけられた

握りこぶしほどの量の塩を「タイサン!タイサン!」と計三回顔と全身に投げつけられた俺は目と鼻に大ダメージを負った
キレてAに殴りかかる俺を抑えるBとC。五分ほどカオスなやり取りをしてやっと落ち着く
その後、三人が塩まみれの俺にしてくれた説明はこんな感じだった

お姉さんが現れたとき、BとCも何らかのトラブル(彼氏と喧嘩して置いてかれた、レイプされて捨てられた)を想定し助けようと思ったらしい
だが、Aはお姉さんを見て「人間ではない」と感じたそうだ。A「店がある麓ならまだしも、あんな人っ子一人いない山奥になんで浴衣の女がいるんだよ」
と俺をバカにしたので「秋祭りの帰りかもしれないだろ。それに…」と俺はいろいろ反論してみたが、
A「あの地域で今祭りがあってる所は無いし、そもそもこの時期に県内で祭りをやっているところはない。それにあの女裸足だったろ?」
俺「だからそれは何らかのトラブルに…」 A「いや裸足なのはいい。ただ林から出てきたくせに足が全く汚れてないのはなんでなんだよ」
そういえばすごくそそるナマ足、もとい綺麗なおみ足だった。
また、Aはライトに照らされたお姉さんに影が無かったこと、俺と手をつないでニタニタ不気味に笑っていたことなどから強制執行と早期離脱を決意
俺とお姉さんを引き離して後は知らんと逃げた(後にこの件で薄情者とAを詰った所、速攻で逃げたくなるくらい女が怖かったとのこと)
当初俺と同じ認識だったB、CはAに突き飛ばされたお姉さんがふわっと煙のように消えてしまったのを目撃して逃走を決意(Aはそれを聞いて「ヤベ。俺の右手鬼の手じゃんw」と喜んでいた)
Bは忠告だけしてスタコラ逃げたが、Cは一応俺を心配して待っていてくれた
だが、並走中に突然スピードを上げたのは、俺の原付の後ろに白いもやみたなものがくっついてきているのを見たかららしい

721 :トロンパイ:2009/03/13(金) 02:21:23 ID:4inVQuGM0
話は理解しても俺としてはなんだか実感がわかなかったが、三人は冗談抜きで怖がっているようなので一応俺も納得した
その後一服して出発しようと原付を見ると、シートに白い粉が手のような形でついていたので、
さすがにビビってしまい、残った食塩をAにもらってしこたま原付に振りかけた。それを見た三人も一応そうしていた
その後は特に何もなく帰宅したし、特に怪現象も起きなかったがチキンな俺は毎日部屋と原付に塩をまいていた
でもお姉さんは今まで俺が出会った女性の中で三本の指に入るくらい美人だったなぁ

今日あのときのお姉さんに似てた(気がする)色白美人を見かけたので投下
街ですれ違う女の人ってなんであんなに美人なんだろ。俺が美人に縁がないだけかなw
あんまり面白い話じゃなくてスマソ
それでは

722 :本当にあった怖い名
くそこええええ
[ 2011/01/19 14:43 ] [ 編集 ]
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