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ほんのりと怖い話スレその53:2008/11/18(火)~2008/11/22(土) 

11 本当にあった怖い名無し New! 2008/11/18(火) 02:12:56 ID:vZbs9VSj0
母方の爺さんが神主で父方の親戚の兄ちゃんが坊さん
冠婚葬祭が親戚で賄える上にこのテの話にはことかかない
新スレ祝いに ほんのり投下してみる

爺さんが社務所で寝ていると、数日前に海で行方不明になった近所のオサーンが
襖を少しだけ開けて座っていたそうだ
生還して挨拶に来たと思った爺さんは
「心配したんだぞ、帰って来れてなによりだ」
と、声をかけたんだが何も言わずに立ち上がって去ってしまった
変に思って神社内を見回ったんだが、誰も居ない
心配しすぎて夢でも見たかと床についた
すると、またオサーンが現れて襖を少し開けて座っている
声をかけると立ち去る→神社を見回るが誰も居ない 数回繰り返し
これはオサーン死んだな、と悟った爺さんは、襖を少し開けて座るオサーンに説教したそうだ
「こんな所に出てこないで、お前さんは死んだんだからちゃんと出てきなさい。家族も遺体が見つからないんじゃ心配するだろう。」
次の日死体が上がったんだそうだ

14 1/3 sage New! 2008/11/18(火) 03:34:50 ID:C3H+yOJL0
怖いというか奇妙と言うかそんな感じの話をひとつ。先に言っておくと長文スマソ

母方の実家と言うのが本当に山間の田舎で、今でこそ普通のド田舎だが
十五年ほど前までは、わらぶき屋根の家々が普通に現役だった。
地形的に見ても、村と言うよりは山間の集落みたいなもんで、海へと続く山道に沿って
自然と家が集まったみたいな感じの場所だった。

そんな場所だからだろうか、昔話と言うか伝承と言うか、そう言った類のものには昔から事欠かず、
当時はまだ現役だった囲炉裏端で爺さんが話して聞かせてくれる胡散臭い話の数々は、
その頃、まだ小学生になったばかりの俺や五つ上の兄にとってはそれらはまさしく『水木しげるの世界』
のようなもので、夏休みや年末年始に訪れるのをとても楽しみにしていた事を今でも覚えている。

夏休みのある日、毎年のように田舎に遊びに来ていた俺と兄は、これまた毎年の恒例となっていた
『家中探検』に夢中だった。一年ごとでそんなに目まぐるしく変わるわけなど無かったのだが、
それでも『本場の』田舎の物珍しさからか、きゃっきゃと騒ぎながら家の中や周囲を見て周るのは
非常に楽しかった。


15 2/3 sage New! 2008/11/18(火) 03:35:50 ID:C3H+yOJL0

あらかた探索を終えた俺と兄は、すっかり疲れ果て、家の中でも比較的涼しい仏間の畳の上で
大の字になって寝転びながら、家から持ってきた漫画なんぞを読んでいたわけだが、
暫くすると、ふと兄が何かに気づいたように身体を起こした。

「兄ちゃん、どうした?」
俺が声をかけると兄は「静かに」と俺を制する。何事かと思っていると、俺の耳に「がらがらがら」と
妙な音が響いてきた。思わずドキっとしてお互いに顔を見合わせる。
兄が「聞こえたか?」と尋ねるので俺も「うん、聞こえた」と答える。するとまたどこからか
「がらがらがら がっちゃん がらがらがら がっちゃん」とそんな感じの奇妙な音。
気になって音のする方を探してみると、それは部屋向こうの縁側の方向から聞こえてきた。

和風ガラス戸をそっと開けると、そこには縁側が、通路のように伸びていた。
俺たちのいる仏間はその端のほうにあり、眺めてみると向こう端の方になにやら、使っていないであろう
何かにシートがかけられていて、その上に荷物が山の様に積まれていた。そして、

「がらがらがら がっちゃん がらがらがら がっちゃん」
くだんの音は、その荷物の山の中から聞こえてきていた。俺と兄はびっくりして、
婆ちゃんと両親が談笑している部屋に飛んで行って「ば、婆ちゃん! 縁側に何かいる! 何かいる!」
と、泣きついた。
両親――特に、父親は怪訝そうな目で俺たち兄弟を見ていたが、婆ちゃんはニコニコしながら
「ほんならどこやの?」と、俺たちを促す。俺たちはビクビクしながらも、
両親と婆ちゃんを音のした場所に案内した。


16 3/3 sage New! 2008/11/18(火) 03:36:59 ID:C3H+yOJL0

荷物の前まで来ると婆ちゃんは何やら訳知り顔でうんうんと頷いている。
何でも「そんな怖いものではないよ」との事らしい。だけど、俺たちが余りにも怖がるものだから
親父に頼んで、積んである荷物をどけ、かかっていたシートを剥がすと中身を見せてくれた。
すると、

それは、古い足踏み式のミシンだった。何でも、昔はよくつかっていたのだが、電気ミシンを買ってから
流石に使わなくなったので、ここに置いておいたらしい。
「こんな音やったやろ?」婆ちゃんはそう言って、椅子を引き出し腰掛けると、ペダルをぐいと踏み込む
すると響き渡る「がらがらがら がっちゃん がらがらがら がっちゃん」と例の音。
「久しぶりに○(俺の名前だ)くんらが来たからなあ……嬉しがってるんやろ。気にせんでええよ」

嬉しがってるって何がだ? とは聞けずに、俺と兄はシートをかけられ荷物を乗せられてゆく
古い古いミシンを、ぼんやりと眺めていた。
ちなみにそれからも時折、例の音は聞こえたが、すっかり怯えきった俺と兄は、
一度も縁側に近づくことは無かった。

……とまあ、そんな与太話

21 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/18(火) 18:47:48 ID:xWi1+uBj0
久々にここ読みにきて、前スレのエレベーター前の部屋云々の話で思い出したのでカキコ。ちと長文です。

数年前。家族と海外旅行で、ビーチ前かつショッピング等にも便利な立地の人気の某高級ホテルに奮発して泊まった。
部屋はエレベーターが3基あるホールのほぼ正面。フロアは10~15階だったが厳密には忘れた(まだ上にも十数階ある)。

明日は帰国という深夜、家族が寝静まったあと一人で増えすぎた荷物をスーツケースになんとか詰め込もうと頑張っていた。
あと少しで荷造りが終わるかな、やれやれと一息ついた時ふと気づいた。
そういえばさっきからずっと、エレベーターの扉が開くときの「チーン」っていうチャイムと
ドアが開閉するときの「ガガガ、ガガガ、ガッチャン」という音がしている。かれこれ15~20分はゆうに続いてるような。
大きなホテルだし、繁華街にあるから夜でも出入りはあるのだろう、、でも、深夜2時をまわってる・・
そんなに出入りはあるのか?しかも複数基あるとはいえ切れ間なく音がしてるのは変だ。
おそるおそる、ドアスコープからエレベーター周辺の様子をうかがってみたら
誰もいないのに3基あるエレベーターがランダムに開閉していた。


22 21の続き sage New! 2008/11/18(火) 18:48:18 ID:xWi1+uBj0
チーンと鳴ってドアが開く。乗り降りする人は誰もいない。自然にドアが閉まり出す・・・と、
「見えない何か」にぶつかったように途中でガクッと止まり(人の幅ぐらい開いてる)、
そこでガガ・ガガ・ガガ、と小刻みに開閉したあとドアが閉まる。
ほどなく別のエレベーターが「チーン」と鳴って開き、以下同文。これがずっと続く。
ちょっと怖くなって家族を揺り起こそうとするも、むにゃむにゃ~ってな具合で寝たまま。
少々ムッとしつつ、とりあえずフロントに電話をかけ、つたない英語で上記の様子を伝えると
(途中で止まって小刻みに開閉というのは説明が面倒でスルーしたが)
機械の何かの不具合だろう、すぐに係の者が行って調整します、とかいうような返答。
電話を切ってからも暫くその状態は続いたが、係の人が操作したのかエレベーターは順に動いて行き現象はおさまった。
心霊現象だったのか、ホテルの人が言うように機械の不具合なのかはわからないけど、
途中で何かが挟まったようにドアが止まったのが、ちょっとほんのり。でも爆睡しました。

別の海外でのエピもあるし、普段の生活でもたまにオカルトちっくな体験ありますが、またいずれ。
でも日本での体験の方が怖いです。日常の中で起こるからかな。  長文失礼しました。

32 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/19(水) 00:18:01 ID:WrAdbJeb0
うちの母の中学生の頃の話。
友達と下校途中に雨が降ってきたので
2人でレインコートを頭からかぶりながら歩いた。
人気のない林にさしかかったところで、
ふっとレインコートが後ろから引っ張られたような感じがしたので
振り向くと、男の足が見えた。

瞬間、2人でコートを手放して走り出した。
一番近くの民家に駆け込み助けを求めると、
おばあさんが家まで送ってくれた。
(聞いてておばあさんは大丈夫だったのか?と心配になった)

あのとき母がすぐ走りださなければ、今自分もここにいなかったかも。と思うとほんのり。


33 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/19(水) 00:19:46 ID:1xfRJgaR0
>>32
ごめんよくわかんなかった。

男は結局なんだったの?殺人鬼?


34 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/19(水) 00:22:31 ID:WrAdbJeb0
>>33
わかんない。
顔も見てないし、近所で事件があったってこともなかったみたい。

36 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/19(水) 14:55:36 ID:ychbqEmQ0
付き合ってた女の子が、猫を飼っていた。
彼女の部屋(ほんとはペット禁止)に遊びにゆくと、
愛想良く俺の膝でゴロゴロ言ってくれる。
ただ、ときどき不意にゴロゴロをやめ、スッと首を伸ばし、
箪笥の上をジッと見つめることがあった。
箪笥の上にはボール紙の小箱。靴が入っているようなやつ。
気になって、あの箱は何なのか彼女に尋ねてみた。
「実家にいたときに飼っていた猫の首輪が入ってるのよ。
 老衰で死んじゃったんだけど、可愛い子だったな」
 ふーん。この猫にも何となく判るのかな。
「それと、その子の尻尾。短いんだけどね。記念に」
ちょと待てよ尻尾て何だよミイラかよ毛だけだろ記念にてどゆことだ切断したのか!?
少しして急用を思い出した俺は、
にこやかに、かつ残念そうに彼女の部屋を後にした。
振られるばかりの俺が、初めて自分から別れを切り出したのは
それから程なくのこと。もちろん本当の理由は言わなかった。
彼女には、少女期を共に過ごした愛猫の尻尾を、
記念にとっておくことについて筋の通った理屈があるのだろう。
だけど俺は、猫が死んだら尻尾も一緒に葬る派。
偏狭で神経質だと非難されるかもしれないが、相容れない。ちょっと無理。
「お別れの記念に何かちょうだい」なんて言われなくて良かった。
ほんとうに良かった。

38 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/19(水) 17:05:28 ID:4ug2aROL0
学生の頃よくつるんでた悪友との話。
買ったばかりの車に乗って二人でドライブに出掛け、腹が減ったので手近な店に入った。
「あーダメだ、ゴメン俺この店ダメだわ」
奴は席に着くなり何故か悲しそうな顔で訴える。
こっちは意味が分からず腹が減ってるので「何言ってんだよ!」と軽くキレかけたが
「ゴメン、ほんとゴメン」と何度も謝るので仕方なく店を出て別の店を探した。
その店では何事も無く、奴は終始にこやかに食事を楽しんでいる。
意味が全く分からないので問いただすと
「霊感とかそー言うんじゃないと思うんだけど時々あるんだ」と前置きして語り始めた。
初めて入った店で言い表し様のない不安な気持ちになる事がたまにあると言う。
全然平気な時もあれば、耐えられない程強烈な時もあるらしい。
「さっきの店はヤバかったなぁ…来週ぐらい行ってみ?」
なんで自分が嫌な店に行ってみろと勧めるのかと怒ると、奴は笑って話題を変えた。

翌週別の用事で同じ道を通ると件の店は見事に潰れていた。

49 本当にあった怖い名無し New! 2008/11/21(金) 10:29:08 ID:+/FHCYfPO
何処ぞの薄気味悪湖畔でボート乗って一人で釣りしてたらいきなり後ろからびしょ濡れの奴がおぶさってきて
あ~濡れたやないけ~
あっちいけって振りほどいたら消えた
服を乾かして釣りつづけたけどかなりの重みがあったわ


50 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/21(金) 10:50:13 ID:RKirSUa/0
お前の冷静さがほんのり怖いよ

51 本当にあった怖い名無し New! 2008/11/21(金) 11:42:25 ID:+/FHCYfPO
女の霊がでると噂のあるダムのトイレに一人でいって写真を撮るとき
頭の中で来てくれたんだ~
て女の声がして
そこではそれだけだけど
帰って夜ねてると
ベットに座る女の気配して
香水とかの香織もしてきて
みょうにエロチックになってきて
そこで座ってる女の霊に抱き着きたくなったけど
そこは冷静な判断で
奴は人間ではない幽霊だ
我慢しろって言い聞かせて
寝てるんだからあっちいけっていったらきえた
その後も一週間くらい
来てたみたいだけど
知らぬ顔ですごしてた
でもいいねえちゃんだと
わかった
52 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/21(金) 12:15:44 ID:s6HfyEj40
もっと頼む


53 本当にあった怖い名無し New! 2008/11/21(金) 13:24:24 ID:+/FHCYfPO
まぁ俺の話しは全部本当だけどな
興味本意でダムとかな噂のある所はいかない方がいい。
ダムとか公園のトイレとかはよく自殺があって
人知れず処理されてるだけだ
強い怨念をもった所はな
あの世に誘われるから
その気がなくてもな
首つりたくなったりして
その自殺が操ってんだよ
話しはまだまだあるが
今日はやめとく
面白く書いてるが俺もあの世に連れていかれそうになった事あるからな

ちーん


54 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/21(金) 13:59:00 ID:JpnBp3LhO
なぜわざわざ薄気味悪い湖畔とか幽霊が出るとわかってるトイレに一人で行くのか…

63 1/4 sage New! 2008/11/21(金) 21:56:20 ID:HYBm5ZVT0
田舎の話をした14-16です。
と、言うかミシンの話って切ないのか? 切ないのか?
俺にとっては未だに不気味怖い話なんだが……じゃあ、もうひとつ与太話をしよう
>>25 でもちょこっと言った『座敷に出るモン』の話をば……やっぱり長文でスマン

母方の田舎に、俺と兄が『大婆ちゃんの家』と呼んでいる家があった。
その家は、一言で言うとその村のまとめ役みたいなもんで、なかなか大きな造りだった。
まとめ役とは言っても特にすることはなく、精々、秋の祭りの時期になると、その大きな家の座敷や
広い庭を飲み食いの場として提供するくらいのものだ。昔は色々としていたらしいが。

くだんの大婆ちゃんも、俺と兄を実の孫のように可愛がってくれていて、俺も、物心がついた時には
既にそこを『大婆ちゃんの家』と認識するくらいには懐いていて、婆ちゃんの家に泊まった次の日は
必ず大婆ちゃんの家に行くのが恒例だった。

家に着けば大婆ちゃんが用意してくれた、氷たっぷりの麦茶を飲みながら先ずは一服。
それが終われば、お約束の『家中探検』へと移行する。
流石に、どんちゃん騒ぎの会場になる家だけあって、かなり大きい。元の家そのものが大きく広いのは
言うに及ばず、二階のスペースも増築部分と、元からあった部分の二箇所。(ただし旧家部分の二階には
上がってはいけない)。ちょっとした畑を兼ねた庭にも古い土蔵があって、婆ちゃんの家よりも探検の
し甲斐がある。


64 2/4 sage New! 2008/11/21(金) 21:57:23 ID:HYBm5ZVT0

特に俺と兄のお気に入りは旧家部分の大座敷だった。田舎の家によくある、広い座敷をふすまで
田の字に区切ってあるもので、ここで鬼ごっこをするのが大好きだった。
ふすまを開けては閉めてを繰り返し、田の字型の座敷をぐるぐると回るという単純なものだが、
俺たち兄弟はこれが大好きだった。その日も兄が鬼となり、この鬼ごっこをしていたわけだが――

俺がその部屋に入ると、次の部屋に続くふすまがすっと閉じた所だった。
その光景を見た俺は「ああ、兄がふすまの向こうで待ち伏せをしてるんだな」と即座に理解し
逆回りにシフトしようと、その場で振り返ったのだが、

「……あれ、兄ちゃん?」
そこには今まさに、ふすまを開いて俺を捕まえようとしていた兄の姿があった。
「何やお前、逃げんのか?」
ぽかんとしている俺の姿に面食らったのだろう、兄も俺を捕まえようとせず小首をかしげている。
「兄ちゃん、今、こっちの部屋に居なかった?」

次の部屋に続くふすまを指差すと、兄は首を横に振った。最初は兄が冗談でも言っているのかと思ったが
そもそも俺は襖が閉まるのを確認した殆ど直後に後を振り返って、そこに兄を見つけているのだから
その可能性はないだろうと思った。
じゃあ、あのふすまを閉めたのは誰なのだろうと思っていると、



65 3/4 sage New! 2008/11/21(金) 21:58:13 ID:HYBm5ZVT0

「とっ とっ とっ」
誰かが次の部屋の畳の上を歩く音がして
「するするする すたん」
ふすまを開け、閉めている。俺と兄は思わず顔を見合わせる。すると、その何かはまた
「とっ とっ とっ」
と、畳を鳴らし、
「する する する すたん」
と、気づけば俺たちの居る部屋の隣まで来ていた。

隣の部屋に、誰かが居るのは何となく分かった。気配らしき物がする。だが、誰が居ると言うのだろう。
大婆ちゃんの家には元々、俺や兄くらいの子供は一人もいない。また大人連中も、仕事やらなにやらで
出かけている。ならば、大婆ちゃんだろうか? もしそうだとしても、何をしたいのか。
そう思っていると、また
「とっとっとっとっと……」と、足音が近づいてきてふすまの向こうでぴたりと止まった。
そして、

「たん たん たん」
とふすまが揺れた。両の手のひらを打ち付けているような、そんな音だった。
「たん たん たん」
少し間をおいて、またふすまが揺れた。俺と兄はどうして良いのか分からず、部屋の真ん中で呆然としていた。
すると、



66 4/4 sage New! 2008/11/21(金) 21:58:48 ID:HYBm5ZVT0

「たん たん たん たん たん たん たん……!」
今度はふすまが絶え間なく揺れ始めた。心持、叩く力が強くなっているような気がする。
「兄ちゃん、どうしよう?」俺が、しどろもどろに尋ねると、兄はもう片方の部屋に繋がるふすまを振り返り
「あ……あかん」と呟く。何かあったのかと振り返ってみると、何という事はない、背後のふすまもいつの間にか
ガタガタと揺れていたのだ。
残る二方向は床の間と壁で逃げ道もなく、俺と兄はどうすることも出来ず、身を寄せ合ってガクガク震えていた。

だけどその後、時間と共に音は段々と弱くなり、気づいたときにはすっかり止んでいた。
俺と兄は大婆ちゃんの所に大急ぎで戻るると、座敷であったことを全て話した。
すると大婆ちゃんは「それはまあ、○くんらが騒いでたから、一緒になって遊びたかったんと違うかねえ?」
等と言う。俺は「大婆ちゃん、それってあれか? 座敷童とかいうのか?」と、聞くと、大婆ちゃんは少し考えた後
「……まあ、似たようなもんやろうねえ」と言った。
当時、既に水木しげる御大の妖怪本にどっぷりと浸かっていた俺は、その言葉を聴いて幾分か心が和らいだものだった。
大丈夫、座敷童なら怖くない、と――

しかし、付け加えるように、
「でも、余り関わったらあかんよ……気に入られたら、連れて行かれるからの」
なんていう事を淡々と言う物だから、不意を突かれるように背筋がぞくりと寒くなったのを、
今でも鮮明に覚えている。

70 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/22(土) 12:34:11 ID:8zzYhuOsO
別に怖くはないんだが
2年くらい前、夜中にいきなり金縛りがきた。
金縛りは結構頻繁になる方だから特に気にしなかったんだが
いつもと違って変な音が聞こえたんだ。
頭に響くような感じで、救急車のサイレンと
トン、トントン・・・っていう、相撲で流れるBGMみたいな音。
あとは音が混ざりあってなんだか解らなかった。
いきなりで混乱するし体は動かないし
うるさいしで気付いたら一時間以上過ぎてた


71 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/22(土) 12:34:59 ID:8zzYhuOsO
それで朝その事家族に話すと、弟も
「俺、枕に知らない男の人立ってた・・・」
って言った。そしたら、母が
「さっき、分家のおじいちゃんが亡くなったって
電話きたからそれだべ」
って話してくれた。

弟と二人でしばらく無言になったわw

72 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/11/22(土) 13:29:49 ID:WMMi1dGt0
オカンって怖いことをサラって言うよな。


ガキの頃のお盆、オフクロと兄妹で川の字で仏壇間に寝てたら
「ほら○○、死んだじいちゃん来たけん挨拶せんね」
…とオフクロが寝言で言ったっけ。

「ん。」
とそれに寝言で答えた妹のほうが怖かったけども。

73 14-16 sage New! 2008/11/22(土) 16:32:32 ID:uT6bLu9/0
>一生懸命ふすま叩いてるおかっぱ
俺もそう思いたい

上が長かったんでオミットしたんだが、こんなオマケもある。

俺の従兄が、色々あって大婆ちゃんの家に泊まった時の事。
寝室代わりに使ったのは例の田の字型の大座敷の一室。

眠っていると、夜中にいきなり「すぱぁん!」と言う音が響き渡り
何事かと思って目を覚ます。
すると、しっかりと閉めておいたはずのふすまが
四部屋全て開かれていて度肝を抜かれたそうだ。

他に何か見聞きしたわけではないが、すっかり怖くなった従兄は
座敷四部屋の電気を全て点けて、朝までガクブルしてたとか。

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