墓場まで持っていく話162 名前:
おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/01/20 00:56 ID:CEFEsBLA
学級文庫の本にひどい落書きしたり、ページをビリビリ破って事件にしたのは私です。
先生は犯人探しのために、筆跡をチェックしようとクラス全員を一列に並ばせて
国語のノートをチェックした。
そんなことがあろうかと、私は左手で、しかもクラスの「あんまり好きじゃない子」の
筆跡に真似て落書きしました(藁
案の定、その子が疑われて職員室に連れていかれた。
動機は、ただむしゃくしゃしていたから。なんかドキドキすることがしたかっただけ。
小学校1年生の時の話です。
170 名前:
おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/01/21 03:50 ID:apc55kIs
小学校の頃の転校生で、変な奴が居た。
そいつはその言動からしてすこし変な奴だったのだが、
一番目立ったのが図工の時間、それも絵を描くときだった。
小学生の中では人間の皮膚は肌色の色鉛筆で描くものと
決まっているのだが、彼だけは不思議なことに
緑色の色鉛筆で皮膚を着色していた。
それが一番大きなきっかけで、彼はいじめられだした。
そんなある日、僕の誕生会を開く事になった。
誕生会というのは、誕生日を迎える人が招待客に手紙を渡して、
それを受け取った招待客は近くのスーパーで適当なプレゼントを買って、
そして誕生日を迎える子に渡す、というイベントだった。
僕は、クラスのみんなと共謀して、彼に嘘をつくことにした。
「誕生日会はやらないよ」
誕生日会が終わってそんなことを忘れかけていたある日、
どこから漏れ聞いたのか、彼から「誕生日会やったんだよね?」
と聞かれた。仕方なく頷くと、学校の帰りで良いから
彼の家に寄るように誘われた。
彼の家に行くと、そこには綺麗に包装されたプレゼントがあった。
「誕生日おめでとう!」
それの様子を見ていた彼の母親に、
「**君、**を誕生日会に呼んでくれなかったんだって?」
となんでもない声と表情で聞かれ、答えに窮したのをよく覚えている。
それからもう15年以上経った最近のこと。
大学の研究で、赤緑色盲/色弱の文献を調査する機会があった。
赤緑色盲/色弱というのは赤と緑の区別がつかない(つきにくい)人のこと。
調べていくうちに、赤緑色盲/色弱のイラストレータの話で、
「肌色を着色するために、他の写真やイラストから肌色をピックアップして
着色するようにしている、そうでないと肌を緑色に着色して
納品することになってしまう」という話に行き当たった。
彼は、そうだったんだね。
これをきっかけに、忘却の彼方にあった彼のエピソードを
糸を巻くように次々と思い出した。少し泣いた。
もう当事者には会えないから、墓に持っていくしかない話。
609 名前:
おさかなくわえた名無しさん投稿日: 02/02/08 19:01 ID:fDpT86XH
誕生会の話しが出ていたのを読んで思い出したことが・・。
わたしも小学3~4年生のころ、自宅で誕生会をやった。
以前とても仲が良かった子(この子は転校生の私にとてもよくしてくれた)が
なぜかクラスのいじめられっこになってしまっていたので、
そのときは誕生会には呼ばなかった。
でも、その子は私の誕生日をちゃんと覚えててくれて
当日プレゼントを届けに来てくれた。
誕生会のことは彼女には知らせてなかったし、来てくれてる友達に
いじめられっこの彼女と親しくしてると思われたくなくて
「プレゼントだけおいてって。ケーキとかお料理も人数分しかないから。」
ってその子を追い返してしまったの。ああ・・・ほんとひどい奴だ・・。
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