廃墟にまつわる怖い話27 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/03 21:09
関東地方のある廃墟にて・・・
扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
って書いてあったので仲間と夜中の廃墟に入りました。
先に進むと分かれ道があって
「わたしは ひだり に いるよ」
みんな左に進みました。すると突き当たりの両側に部屋があって突き当たりの壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
って書いてありました。仲間3人は半狂乱で逃げようとしましたが
俺は勇気を出して右の部屋に行きました。すると・・・
「わたしの からだは このしたにいるよ」
下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は発狂して二階の窓から飛び降りて仲間と逃げました。 29 名前: 満潮 ◆wmmanCHo 投稿日: 02/04/04 11:12
20年くらい前、東京都国分寺市の中央線沿いに廃墟の旅館があった。
学校が終わると10人くらいで中に忍び込みに行ったけど、小学生から見ればお宝と思えるようなもんが
あちこちに散乱してた。昭和30年代くらいのスライド式のポルノ写真のネガだとか、高砂っていう能のレコードとか
自転車のカゴいっぱいに持ち帰ってた。明日はアレ持って帰ろうぜ!なんてはしゃいでて、
次の日、敷地内に防空壕のような洞窟を発見した俺は、廃墟の仏壇から持ってきたロウソクとマッチで火をつけ
中に侵入。あちこちにカマドウマがいて気持ち悪かったけど子供の頃は虫なんか慣れてるから気にならない、
さらに中に入ると目の前には無数のお地蔵さんが。
外に出て「なんだあれ、きもちわりい!」なんて騒いでたら、なぜか近くにおっさんが立ってて
「おまえら!ここで何をやっている!」と怒鳴ったあと一列に並べさせられて片っ端からビンタされた。 31 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/04 15:42
一家である河口付近に遊びに行き、誰もいない寂しい松林で遊んでいた時の事、
父親が廃旅館を見つけ「ここじゃつぶれるよな」ととりあえず一室に侵入。
パイプやら板切れやらゴチャゴチャあるだけでどうって事ない廃旅館。
何年放置されてるか分からないので危険かも、と奥には行かず少しして撤退。
帰宅して数日後、恋愛のもつれで殺されたカップルの死体がそこで発見された。
もしかしてあの時あったのかな・・・?
軽い気持ちでそういうとこに入り込むと何に巻き込まれるか分からないな~
と、印象に残ってる。ちなみに20年位前のはなし。
33 名前: 消防のおもひで 投稿日: 02/04/06 09:22
消防の頃友達の家族と漏れの家族でどこかの池か湖にバス釣りに行った時の話。
親達は釣れもしない釣りを楽しんでいたが、漏れと友人は釣りに飽きてしまい、
池の周辺を探検してみる事にした。
やがて元喫茶店のような面影を微かに残した廃墟をハーケン!
盛れと友人は肝試しを決行した。
入口は閉ざされていて入れないので周囲を詮索して空いている窓から入った。
中は意外と明るくて散らかり放題散らかった屋内がよく見えた。
中国製によくある笑ったおばはんの顔の置物とかがあって微妙に不気味だった。
10分くらい2階とかも探検してみたんだが、お化けは出なかった。
ところがいきなり、ちょっと身障系のおっさんが帰ってきて、
「くそガキなにしてんだぁー!」みたいな雄叫びをあげて追いかけてきた。
友人と漏れは死に物狂いで逃げ出しました。
どう逃げたのか記憶に無いほどビビリました。お化けより怖かった。 34 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/08 14:48
消防(6年だったか)時代、夏の頃の話。実体験。
毎日、登下校のときに通る通学路。
その途中に誰も住んでいない廃屋があり、
そのボロ家は俺が小学校に入学したときすでにあって、
窓はほとんど割れ落ち、一階建ての上にかなり低めの屋根には
隕石でも落ちたのかっていうくらい大きな穴が開いていた。
半壊、とまでもいかないまでも、家全体がかなり傷んでいた。
家と門の間には広めの庭。庭全体に耕した跡があり、
昔は家庭菜園だったようだが、当時は大人の背丈程もある雑草が
生い茂っていた。かなり不気味な雰囲気だ。
俺は低学年の頃はただ『不気味な家』として素通りしていた。 35 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/08 14:49
6年生の頃、数人の友達と下校していたとき。
通り道にある、すっかり見なれた廃屋。いつも通り素通りしようとした。
しかし、一瞬、視界に廃屋が映りこんだとき、フと足が止まった。
何かが違っていた。家の様子に変わったところは無い。
しかし、なにかが違う。6年、毎日見てきた廃屋だから、その景色は
すっかり脳裏に焼き付いている。その時、目に映った景色は
記憶の景色とは、ほんの少し違う気がし、思わず足を止めたのだ。
友人たちは怪訝そうに、「どうしたの?」と話し掛けてきた。
事情を話すと、やはり「そう言われてみれば…」という反応だった。
友人達とよく観察してみると、何が違うのかようやく判明した。
庭の草だ。門から玄関へ続く道は普段なら巨大に成長した
雑草で埋め尽くされ、無理に通ろうとすると葉でケガをしたり、
不気味な虫と遭遇したりと、とても通れたものでは無いのだが、
そのときはなぜか門から玄関への草だけが踏み倒され、
細い『道』が出来ていた。廃屋はもちろん立ち入り禁止である。
“立ち入り禁止の不気味な廃屋に何度も出入りした奴がいる”
門から玄関へと続く『道』は、それを意味していた。
消防の俺達の好奇心は激しく刺激された。
中に何があるのか?それが気になってしかたないのだ。
幸い、道もある。「赤信号、皆で渡れば怖くない」的な心理が働き、
廃屋を探検することになった。 36 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/08 14:51
玄関を開けると、予想通り中は薄暗く、息を吸うのも躊躇するほど
ほこりっぽかった。中は広くはなく、玄関からすべての部屋が見える。
フスマはすべて朽ち果て、扉としての役目は果たしていない。
部屋は台所を除き、全部で二部屋。が、ひとつの部屋は屋根が崩れ落ち、
侵入できない状態だった。外から見える屋根の穴はその部屋の天井だ。
残るはひとつしかない。早速侵入してみる。
友達全員で入ると床が抜けそうな気がしたので、俺と友達ひとりで
中を捜索してみた。捜索と言っても6畳ほどのせまい部屋なので、
探すところは押し入れくらいだ。が、足元のゴミを押しのけて、
押し入れを調べてはみたものの、何もなかった。
「なんだ、なんにも無いじゃん。つまんねー」みたいなことを
二人で愚痴りながら部屋を出ようとしたときだ。友達が何かを見つけた。
友達が指を指すほうには畳があった。その畳の上にはなぜか、
他の畳のように崩れ落ちてきた破片やゴミなどが
まったく乗っていない。つい最近誰かがこの畳を掃除したか、
剥がしたかのどっちかだ。 37 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/08 14:51
畳を剥いで立てればゴミはそのとき落ち、
戻したらそこだけゴミの無い畳になるだろう。
恐る恐る二人で重い畳を剥がしてみる。少し畳が持ち上がったとき、
二人は思わず手を離し、口と鼻を覆い、顔面蒼白となった。
とんでもない異臭がした。猛烈に吐き気を誘う異臭が
畳の下から匂ってきた。俺はなんとか吐き気を堪えたが友達はすでに
廃屋の外へ脱出し、地面に給食をブチまけていた。
俺は部屋の外で待機していた友達をひとり呼ぶと、息をしないように言い、
畳を剥ぎ起こしてみた。一瞬なんだかわからなかったが、
畳の下のモノが何であるか把握した途端、
友人共々しりモチをついて次の瞬間、酷く嘔吐していた。
畳の下は板を剥がされてあり、そのなかには
大量の動物の屍骸が置いてあった。ネコや犬、鳥などの屍骸。
完全に骨になってしまっている物。原型を留めない、ミイラ。
夥しいウジやゴキブリが集り、ミイラの一歩手前の腐った物。
新しい物では頭がメチャメチャに潰されて
脳漿や目玉が飛び出した犬のような動物や、無惨に皮を剥がされたネコ、
バラバラに刻まれ原型が何の動物だか分からない物、
針金でグルグル巻きにされて死んでいるネコ。
腹を裂かれて内臓がゴッソリ無い首無しの何かの動物。
・・・もちろん怖くなって、その場から逃げだした。
異常者が近所をうろつき、動物を殺しあの廃屋に隠してはニヤついている。
そう考えただけで怖くてしかなかった。
親に引っ越してくれと食い下がったこともある。
もちろん先生とかにも話した。そして、先生を連れて再び廃屋に行ってみた。
・・・屍骸は消えていた。友達全員で見たのだから本当なのだが。
それがトラウマとなり、今でもそのときの事が夢に出てくることがある。 48 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 02/04/10 21:40
4~5年くらい前、繁華街からちょっと離れた目立たないところにある
病院の廃墟に友人二人と探検しに行ったんだ。
病院の廃墟ってなんとなく『何か』がいそうで怖い物見たさだけど。
で、いざ行ってみるとやはり怖かった。昼間だったけど怖かった。
病室とか見てみると普通にベッドがあって、布団が敷いてあって、
ついさっき誰かがこのベッドで寝起きしたって感じでかけ布団が
めくれた状態でホコリをかぶってたり。手術室にも行った。
手術のときに点けるあのデッカいライト(?)が天井からぶら下ってるのが
突然視界に入ったときは見た途端小さく悲鳴をあげてしまった。
なんか巨大な蜂の巣みたいで。友達には「情けねぇな」て笑われたけど。
でも、友人も俺も気持ち悪くて全身鳥肌が出てしまった場所があった。
8階のある病室なんだけど、ほかの扉が全部壊れてるか、開けっぱなしなのに、
なぜかその病室だけは閉まってたんだ。不思議に思ったのは、その病室、
『外から南京錠がかけてある』ってことだった。
引越した病院が何のために、しかも病室に鍵までかけて封印を?
中になんか大事な物が置いてあってソレを守るために鍵をかけてるのか?
そんな物は引っ越すときに次の建物に移してるはずだ。ここは廃墟だし。
ちょっと悪乗りした俺達は、やめときゃいいのにそのドアを開け始めたんだ。
だって興味あるでしょ?『廃墟なのに封印された部屋』なんて!
俺達は診察室にあった、パイプ椅子で鍵を叩いた。そしたら以外にも
鍵は簡単に壊れた。錆びてたから。バキーンッと大げさな音を立てて、
鍵を壊したあと、ドキドキしながらドアを開いていった。
「死体とかだったらどうするよ?(半笑)」
「ハハ、それは無いだろ(笑)どうせ劇薬の類が放置されてんじゃねぇの」
そんな事を話しながらドアを開けてみると・・・
どちらも違ってた。死体も劇薬も無い。部屋全体が変な模様。
真中にシーツのような布。遮光性のカーテンのせいか、部屋が暗い。
薄暗くてよく分からないので友達がカーテンを開けてみたんだ。
窓の鍵も開いていたので新鮮な空気を入れるため開けてくれた。
外の光がさし込み、部屋全体が明るく照らされる。
次の瞬間俺も友人も絶句してしまった。部屋全体に・・・
『たすけて』と、ひらがな四文字で壁一面にビッシリ書かれてた。
最初、変な模様だと思ったのは大小様々な大量のこの文字の羅列だった。
で、その『たすけて』の羅列をよく見てみると、
所々にとても小さな文字で『しにたくない』とか書いてあるし・・・
部屋の隅に落ちてた布(多分シーツ)指でつまんで広げてみると、
得体の知れない茶色というか錆びた鉄の色というか、妙な染みが。
二人で広げてみると、ベリッとかバリッとか音を立ててくっついた布が
広がった。何の染みかは大体予想できたけど、口には出さないようにした。
あんな部屋に一秒も長く居たくないので、さっさと部屋を出ようとした。
振り返るとドアが目に入った。ドアには『たすけて』とは別のことが
書かれてた。酷く乱れた字で。
『もうだめだここからでられないでられない(以後でられない繰り返し)』
もう、気持ち悪くて二人でさっさと廃墟から脱出したよ。
あの部屋でなにがあったんだろう・・・
その病院跡はもうないから調べろようもないけど。
無駄に長くなってしまって正直スマンかった。